タクティカルフラッシュライト「SUREFIRE」の変遷紹介映像が公開中

ミリタリーブログサポートチーム

2014年05月26日 15:08

世界各国の軍や法執行機関で採用が進む、タクティカル用フラッシュライトの SureFire 社が、同社の歴史を振り返って紹介する映像を同公式 YouTube チャンネルで公開。SureFire 創設者の Dr. John Matthews (ジョン・マシューズ博士) が工業アプリケーション用としてレーザーの開発に乗り出し、Newport Corporation を創設。創設から 10 年以上経過し、工業用レーザーのリーディングカンパニーに成長した同社は各種特許を取得。様々な案件を勝ち取り、ビジネスは急成長を遂げた。その後、拡大路線を歩む最中、Dr. John Matthews はそれまで培ったその英知をシューティング分野へ傾け、レーザーサイトを射撃用の火器に搭載することで、より素早く精確なものとすることに情熱を注いだ。1979年、Dr. John Matthews の描いたコンセプトは実現し、自らが設計したデザインはレーザーサイトとして特許を取得。レーザーサイト製品を主とした Laser Products Corporation (レーザープロダクト社) をスピンオフさせた。同社初の製品化となったのは Colt Trooper 用のサイトで、その後すぐに Ruger Mini-14 用のものが続いて製品化となった。当時のものは、現在主流となっているレーザーサイトとは比べ物にならない程大型のものとなっていたが、目新しさもあって映画をはじめとしたメディアでの露出もおこなわれた。そして 1984 年、その後の同社の方向を決定付ける一本の電話が鳴った。呼び出し主はロサンゼルス市警の SWAT Team。ちょうどこの年、ロサンゼルス・オリンピックの開催を控えていたことから、警備要員の携行するショットガン用途に供することを目的として白羽の矢が立った。レーザーサイトで培った技術を未来の発展に繋げた同社は、次なる製品化に向けてフラッシュライトを手掛けることになる。1986 年、SureFire WeaponLight は産声を上げ、Laser Products 社はコンパクトながらもタフで強烈な光量を瞬時に発する「ウェポンライト」の開発に取り掛かる。プロフェッショナルの現場の声を反映させた同社のウェポンライトは、瞬く間に急成長を遂げ、低照明下における戦技向上の歴史と共に歩むこととなる。2001年に、Laser Products 社は現在の SureFire LLC に社名を変更。軍や法執行機関、特殊部隊員への画期的な製品提供をおこなう一方で、その実戦的取り扱いを手解きする訓練機関 SureFire Institute の発足をおこなうなど、精力的な拡大を図ってきた。また近年では、フラッシュライト以外にもサプレッサーや通信関連デバイス、マガジンなどの製品も商品群に加えており、ミリタリーホビーの愛好家にとっては今後も目が離せない存在となる。

SureFire 2014/05/23
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