これが本当のウェアラブル ラルフ・ローレン社が生体センサーを編み込んだシャツを開発

ミリタリーブログサポートチーム

2014年08月27日 19:31

米国のファッション・ブランドのラルフ・ローレン (Ralph Lauren) 社は 8 月 25 日、テニスの全米オープンの開幕に合わせて、『ポロ・テック』 (Polo Tech) と名付けられたハイテク T シャツを発表した。

このシャツは、カナダに本拠地を置く OM シグナル (OMsignal) 社と共同開発されたもので、胸の部分に呼吸や心拍数を測るセンサーが編み込まれており、単に着るだけで測ることが可能となっている。最近でも腕時計やメガネの形をしたウェアラブル・ガジェットが盛んだが、これは本当の意味でのウェアラブルとなっている。

また、「ブラックボックス」と呼ばれる小さなケースを脇腹付近に装着することができ、これによりデータの保存の他、内臓された加速度計やジャイロ・スコープを使ったデータ計測、さらに Bluetooth 機器も収められており、それらのデータをクラウド上に送信することが可能だ。またデータはスマートフォンなどで閲覧することができる。「ブラックボックス」は着脱式になっており、別のポロ・テックに着替えても、付け替えるだけで続けて使用することができるようになっている。

全米オープンでお披露目となったこのシャツだが、残念ながら実際にテニス選手が着ることはなく、代わりにボールボーイ、ボールガールが着て、実証実験とアピールがされることになっている。

Ralph Lauren 2014/08/25
Ralph Lauren 2014/08/25
Polo Tech / Ralph Lauren
Text : 鳥嶋真也 - FM201409

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