グロックのマガジンを使用できるMAC-10短機関銃クローン「MPA30DMG 9mm Pistol 」が発表

ミリタリーブログサポートチーム

2014年12月16日 11:32

短機関銃の傑作であるイングラム・モデル10には後継のMAC-10を含めクローンモデルが多数存在するが、先日グロック拳銃のマガジンを使用できるよう改良された「MPA 30 DMG」がMasterPiece Arms社から発売された。

同社はアメリカ南部ジョージア州に拠点を持つ銃器メーカー。フルオート化のしやすさから規制されたオープンボルト式のイングラム・モデル10短機関銃を独自に改良し、クローズドボルト式にしたクローンで知られる。

「MPA 30 DMG」はこれらクローンのうちの一つである「MPA 30 SST」のグリップを変更し、グロック拳銃のマガジンを使えるようになっている。またボルト・銃身を変更することで、9mm・.40・.357SIG弾が、さらにグリップも変更することで5.7x28mmと. 45ACP弾が射撃可能なモジュラー設計となっている。

外装はセラコート塗装が施されカラーバリエーションは黒、ブロンズ、フラットダークアース、タングステンの4色。ストラップ用QDプレート、上下に各種アクセサリ用ピカティニーレールを装備している。オリジナルと違ってコッキングハンドルが横に出ているので上に光学照準器を載せることも可能だ。希望小売価格は679ドル99セント(約8万円)。.45ACP用オプションは2015年のショットショーで公開予定とのこと。

本来はセミオート射撃のみの「ハンドガン」区分だが、こちらの動画ではベースとなった「MPA 30 SST」を「バンプファイア」と呼ばれるテクニックで高速連射しているところを見ることができる。

Source: MPA30DMG 9mm Pistol - Multi Caliber - MasterPiece Arms, Inc.
Photo: MasterPiece Arms official FaceBook 2014/11/13
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201412
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。

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