交戦距離 760 メートル、壮大なバトルを手軽に楽しめるレーザーシステム「iTager」

ミリタリーブログサポートチーム

2015年01月15日 16:05

海外クラウドファンディングで、手軽に楽しめるレーザー交戦システム (Laser Tag System)「iTager」の生産工程で必要な資金を求めたキャンペーンが始動した。

一体型 (Integrated version) と外付け型 (External version) の 2 種類で展開予定としており、一体型では何の準備も必要なく遊ぶことが可能。また、一方の外付け型でも準備と言う程のものでもなく、トイガンなどへの簡単な取り付けによって遊ぶことが可能となっている。

レーザー銃の専用フィールドにある標準的なシステムとは違い、iTager では武器とヒット感知装置の間のケーブルがカットされている。その為にプレイヤーの動きは完全なる自由が確保されている。

また、プレイヤーへの安全基準を満たした特別なレーザーダイオードを使用することで、その有効射程距離は 2,500 フィート (約 760 メートル) に達するとのこと。
※日本国内でのレーザー出力製品の取り扱いは、失明など不慮の事故を回避する目的で「消費生活用製品安全法」により【PSC マーク】の無いレーザー出力製品 (携帯用レーザー応用装置) を【販売・陳列】することが禁止されている。

レーザーを使うことで、エアソフトとは違うオープン環境下での遠距離の交戦や、ヒット時の痛みは勿論、被弾による怪我が発生しない状況でゲームを楽しむことができる。また、付属の 2,100 mAh リチウムイオンバッテリーを使うことで、たっぷり 50 時間のプレイができる他、1 つのフィールドで同時に最大 100 万名のプレイヤーがバトルを繰り広げることが可能とのこと。
iTager のソフトウェアは、PC、Mac、Linux、iOS、Android OS において、クロスプラットフォームが可能。発砲やヒット、弾倉交換、空弾倉などの様々な状況を演出する効果音を外部に録音し、Wi-Fi 経由でパソコンへアップロードができる。

また、生存スコアや弾薬、アーマー、射撃オプション、復活、復帰時間、再装填などなど、様々な詳細設定がプレイヤー個々またはチーム全体で変更可能とのこと。ゲームモードには VIP 警護、ドミネーションなど 10 種から簡単選択が可能となっている。

本企画の開発を手掛けるロシア人のチームは、過去 5 年に渡って既存のレーザー関連製品を片っ端から収集。それらの弱点を見出し、その改善をおこなうべくおおくの試験を繰り返してきたとのこと。現在までに距離や精度、信頼性、耐久性などの諸制約を克服する実用レベルの試作機を 5 機製作。アウトドア環境下において、その実動試験を成功裏に終えている。

KickStarter 上で始まったキャンペーンでは、30,000 米ドルのゴール設定が設けられており、チームではキャンペーンを成功裏に終えた際に、4 月でのシッピングを予定している。

iTager official website
iTager: Universal Mounting Laser Tag System by Alexander Palamarchuk / KickStarter
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