SCAR 用拡張レイルオプション

ミリタリーブログサポートチーム

2015年01月20日 14:20

米メリーランド州に拠点を置くKinetic Development Group, LLCとウィスコンシン州のMIDWEST Indsutriesは、それぞれSCAR用の延長レイルを発表した。両社は民間用のSCAR16/17のスタンダードバレル等に対応したレイルシステムを独自に開発している。
※本稿は海外実銃用アクセサリーを題材としており、エアソフトには適用しません。
Kinetic Developmentが開発した「SCAR MREX」はARの様な長いハンドガードをリリース。マズルブレーキ付近にアッパーレシーバーより低い位置にレーザーやライトを装着可能とし、ドットサイトの影響も無いように工夫されている。

6.5インチと4.9インチのレイルを発売しており、マグプル社のレイルパネル拡張システムの「M-LOK」にも対応している。材質は切削加工効率の良い6063アルミ材でハードアルマイト処理が施されている。
もう一社のMIDWESTは「MI SSR-SCAR KeyMod Handguard」をリリース。

KEYMODの対応したレイルで、こちもマズルブレーキ付近まで延長されている。レイルの高さはアッパーレシーバーと同じのフラットトップタイプ。アンダーレイルも拡張され、よりARライフルに近いスタンスで射撃可能となるだろう。 今回の新製品はフロントサイトポストを取り外す必要があるが、従来品にはフロントサイトを取り付けたまま拡張できるオープントップタイプも存在する。
変り種のHandl Defense LLC社の製品も紹介しておこう。
こちらは「SCAR Advanced Fore-Rail Long」という製品名でカーボンファイバー仕様となっている。M-LOK対応となっており、機能性は前述の2社と同じといった仕様だが製造コストで500USDオーバーの最も高価な製品になっている。

3社とも伸び出た銃身をボディとレイル拡張を施した製品でしのぎを削っている。確かにあのバレルでは、バレル保護目的と拡張性、特に狙撃目的でのバイポッド使用では有利だろう。

ARのロングタイプハンドガードが一般的になり、それらとの使用方法の違いを無くす意味でも受け入れられるかもしれない。

The Firearms Blog 2015/01/15
Text: Ocean - FM201501
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