ブリュッガー&トーメ B&T社「P26」など3種の短機関銃を発表

ミリタリーブログサポートチーム

2015年03月24日 14:35


Photo: B&T P26 submachine gun with stock extended / IHS Jane's 360
白バイや自転車勤務の警官は携行できる荷物が少なくなり、いざ銃撃戦となると火力が不足する場合がある。スイスのブリュッガー&トーメ(B&T)社はこれらのニーズにこたえ、コンパクトながら高い火力と精度を提供する各種短機関銃のプロトタイプを発表した。
※本稿は海外実銃に関する話題を掲載しています。
冒頭写真のP26は、9mmパラベラムを使用するサブマシンガン(SMG)。クローズドボルトからの射撃により、精度を向上させている。全体の60%がポリマーで構成されており、2.3kgと軽量。弾倉はB&T社のMP9短機関銃と互換性がある。

Photo: TP380 compact carbine with stock extended / IHS Jane's 360
TP380はセミオートオンリーで、ピストルカービンに近い性質のもの。9mmショート(.380ACP)を使用し全体でわずか950グラムと軽量なのが特徴。また、東欧諸国でよく用いられている9x18mmマカロフ弾を使用できるバリエーションもある。


Photo: The KH9 sports a SA/DA trigger and a Suomi-style quad-stack magazine / All4shooters.com
KH9もセミオートオンリーの「ピストル」分類。この形状のものでは珍しくダブルアクション/シングルアクションのトリガーを備えており、レバーによって「デコッキング」が可能となっている。これによってグロックなどのストライカー式自動拳銃と同じ運用ができ、現場の警察官が安全に携行できるようになる。

Source: Enforce Tac 2015: B&T unveils two new firearms - IHS Jane's 360
B&T AG P26 and KH9 semi-automatic pistols - BT - Brugger & Thomet - all4shooters.com
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201503
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。

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