最強タフネスのスマートフォン、京セラの新「TORQUE G02」は海水も克服

ミリタリーブログサポートチーム

2015年05月27日 15:51


Photo: Kyocera TORQUE G02 / KDDI
京セラが世界初の耐海水に特徴を持つスマホ、「TORQUE G02」を発表した。

TORQUE G02 は、米国防総省が定める米軍の物資調達規格、ミルスペック (MIL-STD-810G) 19 項目と同社独自に設定した 2 項目をクリアしたタフな製品。

関連記事:
国内初 MIL 規格 11 項目に準拠、au史上最強スマホ「TORQUE (トルク)」登場
防水 (風雨/浸漬): 30分間にわたる降雨や浸水に対しての防水性能、およびIPX5/IPX8の防水性能
(雨滴): 15分間にわたる雨滴に対する試験を実施

防塵: 連続6時間の粉塵試験 (8.9±1.3m/sec、10.6±7g/m³) を実施、およびIP6Xの防塵性能

耐衝撃 (落下): 高さ約1.5mから合板 (ラワン材) に26方向で落下させる試験を実施
(衝撃): 6方向から40Gの衝撃を与える試験を実施

耐振動: 連続1時間の振動試験 (3方向各1時間/20~2,000Hz) を実施

耐日射: 連続24時間の日射試験 (合計1,120W/m²) を実施

防湿: 連続10日間の高湿度試験 (25⇔60℃ (各4h)、1日サイクルを10日) を実施

温度耐久 (低温/高温) 動作環境: -21℃/50℃で各連続3時間の温度耐久試験を実施
(低温/高温) 保管環境: -30℃/60℃で各連続4時間の温度耐久試験を実施
(温度衝撃): 急激な温度変化 (-20~50℃) の温度耐久試験を実施

低圧対応: 連続2時間の低圧試験 (57.11kPa/約4,572m) を実施

塩水耐久: 連続24時間の5%塩水噴霧後、24時間乾燥させる試験を実施

耐氷結: -10℃の冷却水で6mm厚の氷が張るまで氷結させる試験及び、-10℃ (湿度95%) の環境での凍結・融解試験を実施

耐海水: 常温の海水 (注20) かつ静水状態で、水深1.5mに約30分沈めても本製品内部に浸水せず、電話機の性能を保つことを確認する試験を実施

耐荷重: 本製品全体に均等に100kgfの面荷重をかける試験を実施。他の追随を許さないこれまでにないレベルの試験を実施
「TORQUE G01」で好評の「グローブタッチ」機能も継承。
KDDI 2015/05/12


Photo: TORQUE G02's underwater mode on/off / Kyocera
TORQUE G02 の最大の特徴は、機種本体に防水用のハウジングを取り付ける必要が無い状態で、「耐海水性能」を備えている点にある。機種本体横の穴にあるセンサーが、水中であることを認識すると、搭載されたカメラが自動的に水中モードに切り替わる。水中モードに切り替わることで、水中ならではの色味や歪みの補正をおこなってくれる。

TORQUE G02 の日本市場での投入については、KDDI が 5 月 12 日に同社対応機種の新ラインナップとして紹介。グリーン、レッド、ブラックの本体カラー展開となる。

Kyocera 2015/05/21
KDDI 2015/05/12
関連記事