カラシニコフ、新型ピストル「PL-14 (ПЛ-14) 」の試作モデルを Army-2015 で初公開

ミリタリーブログサポートチーム

2015年06月17日 15:05


Photo: PL-14 prototype by the Kalashnikov Concern
/ Военное обозрение (topwar.ru)
ロシアで 6 月 16 日~ 19 日の会期で開催中の国際軍事技術フォーラム「Army-2015」の席で、コンツェルン カラシニコフ (Concern Kalashnikov) が新型ピストル「PL-14 (ПЛ-14) 」の試作モデルを初公開した。
※本稿は海外実銃に関する話題を掲載しています。
PL-14 は、9x19 mm 弾を使用するセミオートピストルで、一報を掲載した TASS 通信などによれば「Lebedev Pistol (レベデフ ピストル) 」とも呼ばれている。同社グループのプレスリリースによると、PL-14 は人間工学に基づき設計されており、法執行機関当局やピストル射撃のアスリートなどがそのコンセプト開発に携わっている。

ロシアの軍事レビューサイト「Военное обозрение (topwar.ru) 」によると、諸元は以下の通り

Caliber 9x19 mm
Length 220 mm
Height 136 mm
Thickness 28 mm
Barrel length 127 mm
Magazine capacity 15 rounds
Weight without ammunition 0.8 kg
コンツェルン カラシニコフでディレクターを務める Alexei Krivoruchko 氏によると、PL-14 の持つ汎用性により、軍や法執行機関のサイドアームズとしてだけでなく、スポーツピストルにおける競技射撃などのシーンでも使用されることに期待しているようだ。また、左右いずれの手でも使い易い設計にしているとのこと。

なお、RIA Novosti によると、PL-14 は連邦政府の掲げるテストをまだ合格しておらず、軍での実戦経験を持っていないが、軍で使用されている Makarov (マカロフ) ピストルのリプレイスになるか、または併用になるかもしれないと紹介している。

今回の一報に先駆けて、コンツェルン カラシニコフを傘下に持つ Rostec では 6 月 15 日付のプレスリリースにおいて、カラシニコフが新たな被服や装備を初披露することを示していた。

RIA Novosti 2015/06/16
TACC 2015/06/16
Military Review Russia 2015/06/16
Rostec 2015/06/15
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