サバイバルゲームで白熱の「メディック戦」を演出する新アイテム「CCS/エアソフト電子負傷判定システム」
サバゲにリアリティを追求する試みは尽きることはない。最近では、リアルカウントマガジンや装甲車、煙幕、ミニガン、水陸両用車などが登場するゲームも珍しいことではない。
サバイバルゲームで人気のあるゲームの1つは、「メディック戦」だろう。プレイヤーは、ヒットしても、メディックの手当てを受けることで復活することができるゲームである。プレイヤーは、何度でも復活して戦えるし、メディックも、一定時間内に負傷者のもとに行かなければならないという緊迫さが楽しいゲームである。
しかし、このゲームの難しいところは、メディックが負傷者を何度でも復活させることでゲームがなかなか終わらないことと、メディックが負傷者のもとへ駆けつけるまでの時間管理だろう。
そんなサバゲ界に新しいゲームグッズが誕生した。このグッズを使えば、メディック戦がよりリアルに楽しくなるはずである。
そのシステムの名は、「CCS/エアソフト電子負傷判定システム」である。このシステムは、2つの部分から成り立っている。1つは、CCS負傷度判定システムである。この装置には、頭・胴体・左右腕・足の6ヶ所にスイッチとLEDライトがついている。
プレイヤーは、この装置を持ってゲームを開始し、被弾した場合、被弾した箇所のスイッチを押す。1回目に押すと、LEDが緑に点灯し「軽傷」の判定となる。再び同じスイッチを押すと「黄」になり、「中傷」となる。3回に押すと赤く点灯し、「重傷」となる。
負傷してから、15分以内にメディックの「止血」処置を受けないと、15分ごとに負傷度合いが進行する。また、重傷になってなおも手当てを受けて、負傷の程度が改善しない場合、ブザーが鳴って「戦死」となる。(ゲームのルールによって設定を自由に変更することができる)
負傷の程度を軽減するには、メディックを呼んで、負傷した箇所のスイッチを1分ほど長押しする。すると、止血が成功したかどうかの判定が出るため、それにしたがってプレイを続行する。
2つ目のシステムはメディックシステムであり、「重傷」の部分を回復させるツールである。このシステムは、輸血パックとAEDで構成されており、これらをUSBで負傷判定システムに接続する。
まず、「中傷」を「軽傷」に変える手段は「輸血」である。メディックは血液パックをプレイヤーの負傷判定システムに接続し、血液パックを垂直(これでセンサーが作動)にする。一定時間、垂直状態が確保されると、輸血が成功してLEDの色が変わり軽傷となる。
「重傷」を「中傷」・「軽傷」にするには、前述の止血作業の後、AEDを負傷判定システムに接続する。このとき、AEDのライトが黄色に点灯し、電気を溜める過程になる。3秒間パドルを合わせることで、LEDが緑になり、パドルを負傷者にあてる。この作業を5回繰り返すことで、負傷度合いが改善する。
サバイバルゲームでリアリティを求めているならば、このシステムを使うことでさらにリアルになる。メディックが医療機器を使用するので、プレイヤーが手当されるとき、動画撮影や写真もリアルになるだろう。
筆者注:専用の機器を人数分揃えるのは大変なので、スマホのアプリになれば普及するでしょうね。
Monopolovvy 2015/10/03
Text: 友清仁 - FM201511
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