「50 口径の弾丸を止めるのに何枚のコピー用紙を重ねる必要があるか?」検証動画が公開

ミリタリーブログサポートチーム

2015年12月01日 14:14

銃火器を使って、様々な企画をおこなう海外人気 YouTuber のチャンネルに、「.50BMG の弾丸を止めるには、何枚の紙を重ねる必要があるのか?」を検証する映像が公開され、話題となっている。

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.22 マグナムのピストルでは、1 パック 500 枚のコピー用紙を 1 パックすら貫通出来ずにいるが、大型の .500S&W 弾を使用するピストルでは、2 パック (= 1,000 枚) を貫通し 3 パック目に喰い込んだところで止まったことが示されている。

ピストルでの検証を踏まえておこなわれた .50BMG バレットでは、7 パックの紙 (= 3,500 枚) を貫通した後に、弾道が逸れて外へ排出されている。
ちなみに、各銃弾における銃口威力 (マズルエナジー) は、.22 マグナムで 400 ジュール、.500S&W で 3,500 ジュール、.50BMG で 19,000 ジュールとなっている。(数値はいずれも概算)

映画やドラマで、銃を持つ悪党との対決に備え、防弾プレートの代わりに雑誌を衣服の下に仕込むシーンが描かれることがある。しかし、本映像の検証を踏まえると、大型の弾薬を使うピストルや大口径ライフルの前では、服の下に仕込むことができる量に無く、現実的に厳しいものとなりそうだ。

DemolitionRanch 2015/11/20
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