アフガニスタン空軍、米空軍からデリバリーされた軽航空支援機「A-29 スーパーツカノ」第一陣×4 機を受領
米空軍からデリバリーされた A-29 スーパーツカノ (Super Tucano) が 15 日、アフガニスタン首都カブールのハミド・カルザイ国際空港に降り立った。
今回のデリバリーは 4 機で、アフガニスタン空軍向けの第一陣となる。また、8 名のアフガニスタン人パイロットと、米ジョージア州のムーディー空軍基地を卒業した数名の整備士が母国で本機のオペレーションに当たる。
A-29 スーパー・ツカノは、ブラジルの航空機メーカーであるエンブラエル (Embraer) の単発ターボプロップの基本練習機である EMB-312 の発展モデル。
汎用爆弾や空対空、空対地ミサイルの兵装の他、両翼にそれぞれ毎分 1,100 発もの火力を持つ 12.7mm 機関銃を備えることが出来る。低高度・低速下での優れた飛行を容易とし、高温で険しい地形に特徴を持つアフガニスタンのような戦地での近接航空支援、インテリジェンス、監視、偵察などの任務に適した機体となっている。
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AT-6 Light Attack / Beechcraft Corp
米国がアフガニスタンへおこなう軽航空支援機 (LAS: Light Air Support) の提供において、スーパーツカノは、ライバルであるビーチクラフトの AT-6 を打ち破って 4 億 2,700 万ドル (=約 504 億円)、20 機の契約を獲得しており、2018 年末までに追加 16 機のデリバリーが予定されている。
U.S. Airforce 2016/01/19
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