米海兵隊、精巧に再現された広大な施設で市街地強襲シナリオ訓練を実施

ミリタリーブログサポートチーム

2016年02月10日 19:45

米海兵隊公式 YouTube チャンネルに、第 3 海兵師団 第 3 海兵連隊 (3/3) によるアーバン・アサルト訓練の様子が公開された。

1 月 29 日、カリフォルニア州の海兵隊空陸戦闘センター (MCAGCC: Marine Corps Air Ground Combat Center) トゥエンティナイン・パームスでおこなわれた統合訓練演習では、部隊調整や市街地での強襲作戦実施時における機動力の向上を目指したものとなっている。

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Photo By: Cpl. M. C. Nerl
2011 年 1 月、トゥエンティナイン・パームスに、1 億 7,000 万ドル (=約 204 億円) の巨費を投じて造られた最新鋭の訓練施設がお披露目を迎えた。施設には 1,560 もの建屋が立ち並び、世界各国のあらゆる地で通じる戦技・戦術の習熟に役立てることができる。

米軍は全国各地の基地で、アフガニスタン派兵前の兵士を訓練する為に、現地を再現した「アフガニスタン村」を増設。中でもトゥエンティナイン・パームス内に造られた訓練センターは、砂漠の中に広がる 274 エーカー (=東京ドーム約 24 個分) の敷地に、マーケットやホテルをはじめ様々なビジネス関連施設を含めた 7 つのモック・シティが用意され、米海兵隊最大にして最も精巧に仕上げられたものとなっている。

Marines 2016/02/04
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