射手の露出を最小限に抑えて精確に狙い撃つイスラエル発祥の「コーナーショット」システム

ミリタリーブログサポートチーム

2016年03月17日 18:57

女性シューターで人気 YouTuber の Kirsten Joy Weiss 氏がコーナーショット (Corner Shot) のレビュー映像を投稿した。

イスラエルに本拠を構えるコーナーショット社は、イスラエル国防軍に所属実績のある上級士官が米国の投資会社と共に設立。2003 年の創設以来、コーナーショットのウェポンシステムは、各国の軍・法執行機関に納入され、着実にその戦闘実証 (battle proof) を積み重ねて来た。なお同社では、政府公式の機関以外への販売はおこなっていない。
コーナーショットの創設者の 1 人であり、対テロ部隊の司令官を務めた実績を持つエイモス・ゴラン (Amos Golan) 氏は「コーナーショットのシステムは広がりをみせている対テロ世界戦争の中で、極めて大きな有効性を示すことができると確信している」と述べている。

また同氏は「今日の戦闘は、暗く入り組んだ環境の中でおこなわれるものが多い。市街地戦闘を例にしても、建物や航空機、バス、電車といった中での戦闘が多く想定されている」とし、コーナーショットの活躍の場が広がりをみせていることにも言及している。


Photo: Corner Shot


Photo: Corner Shot via 2012 catalog
コーナーショット・システムのアドバンテージは勿論、敵への露出を極力無くしながらも、精確に敵を狙い撃つ点が挙げられる。射手はバリケードを利用し、レーザーガイドの付いたカメラが捉えたモニター越しに狙いを定めることができる。また、映像を記録することにより、合法的な線引きの中で任務がおこなわれていたかを証明することもできる。


Photo: Corner Shot via 2012 catalog


Photo: Corner Shot Kitty Cat Camouflage Pack via 2012 catalog
今年に入ってから、コーナーショット公式の YouTube チャンネルには製品紹介トレーラーが相次いで投稿されているので、そちらも見逃さずチェックしておきたいところだ。


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