ベトナム戦争を題材とした FPS ゲーム「Rising Storm 2: Vietnam」

ミリタリーブログサポートチーム

2016年05月20日 19:37

昨年の E3 2015 において制作が発表されたベトナム戦争を舞台とする PC 専用 FPS 『 Rising Storm 2: Vietnam 』のファーストルック動画が、ゲームコメンテーター:Westie の Youtube 公式チャンネルで公開中である。
Tripwire Interactive と Antimatter Games が手掛ける『 Rising Storm 2:Vietnam 』は、第二次世界大戦物 FPS「 Red Orchestra 2: Heroes of Stalingrad 」の公式スタンドアロン拡張としてリリースされた「 Rising Storm 」の続編にあたり、前作の太平洋戦線(大日本帝国陸軍と米国陸軍/海兵隊の戦い)からベトナム戦争へ舞台を移している。

ソビエト社会主義共和国連邦を盟主とする共産主義陣営:北ベトナム側と、アメリカ合衆国を盟主とする資本主義陣営:南ベトナム側のいずれかを選択し、それぞれの異なる装備と戦術でプレイできる。東西冷戦下で最も激しい戦いとなったベトナム戦争は東西代理戦争ともいえ、待伏せやブービートラップなどのゲリラ戦を得意とする北ベトナム側に対し、南ベトナム側はヘリコプター部隊の本格的な戦地導入や航空機によるナパーム弾攻撃などで対抗した。こういった戦術面の違いがゲームでも反映されているようだ。

「 Red Orchestra 」シリーズは、銃器操作、弾倉管理、銃身交換、弾道モデル、等などマニアックな視点でディテールを徹底的に拘って作られており、ミリタリーファンを唸らせるほどのリアリティー溢れる内容で高い評価を得ている。

関連動画:Rising Storm
ゲームの全容はまだ明かされていないが、米ボストンで開催された PAX East 2016 において同ソフトがプレイアブル出展され、会場で Windows Central のインタビューに応じた Tripwire Interactive の Alan Wilson 氏のコメントと共に、ジャングル戦と基地戦の16人プレイ(8人対8人)スカーミッシュモードの映像が公開されている。

スカーミッシュモードは三箇所のポイント制圧を目標とし、スポーンタイマー(120秒)で死亡から復活が可能である。但し、タイムオーバーの場合は味方のポイント制圧を待つこととなる。また、64人プレイヤーモードや大規模なマップ、多種多様な銃火器、ビークル戦が導入されるようだ。現在、2016年内の発売を目指し鋭意開発中であり、発売前にはアルファテストやベータテストを予定しているとのこと。


Text: 弓削島一樹 - FM201605
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