ブリュッガー&トーメ社の新型ハンドガン「Universal Service Weapon(USW)」の画像がリーク

ミリタリーブログサポートチーム

2016年07月01日 17:25

スイスの銃器メーカー、ブリュッガー&トーメ(B&T)社の新型ハンドガン「Universal Service Weapon(USW)」の画像がフランスのタクティカルショップ「TR Equipment」でリークされ、話題になっている。
USWはハンドガンとピストルカービン・サブマシンガンのギャップを埋める銃。先日のパリ同時多発テロのように、一般警察官の携行火力の弱さが問題になるケースが増えている昨今、肩付けして精密に速射でき、かつ殺傷力が高くなりすぎないこうしたピストルカービン的銃器の必要性が高まっている。

USWはこのニーズに対する1つの回答を提示するものであり、特に港湾や空港といった広い空間を警備する組織をターゲットにしているようだ。

USWは9×19mm口径でサイズは中型拳銃ほど。B&T社は比較対象としてH&K社のP30を上げており、サイズはほぼ同等である。重量1160グラム。先にリリースされるUSW A1はSA/DAのハンマー式、2017年リリース予定のA2ではストライカー式になるという。

操作系・グリップ等はチェコ・CZ社のハンドガンと類似しているが、これはスイス・スフィンクス社のCZクローンであるSphinx 3000の余剰パーツを用いて製造されているため。

ドットサイトはUSW専用品としてエイムポイント社のAimpoint Nanoが搭載されている。別売りの予定はないとのこと。

キットにはその他ポリマーケース、スリング、ライト、マガジン3本が同梱。様々な装着が可能なホルスターもセットされる。

ストックを伸ばした姿はかなり大型であるが、9×19のマガジンと比較するとかなりコンパクトなサイズであることが分かる。


その他諸元はこちら:
口径:9×19mm
全長(ストック折畳時/展開時):253mm/486mm
全高:164mm
銃身長:105mm
全幅(ストック折畳時):43mm
重量(弾丸含まず):1160g
装弾数:17/19/30発
作動方式:ショートリコイル

Source: B&T UNIVERSAL SERVICE WEAPON - ARMES DE POING - Institutionnel - TR Equipement
TFB Exclusive: The B&T Universal Service Weapon - TFB
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201607
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。

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