2016年08月08日 14:44
米海軍は 8 月 4 日、作業用ユニフォームである「NWU (Navy Working Uniform) タイプ I」の撤廃を正式に発表した。今年 10 月 1 日付で移管作業が始まるとし、今後 3 年以上を掛けて段階的に、海軍特殊作戦司令部 (NSWC) がタクティカルユニフォームとして開発した、緑を基調にするウッドランド・デジタル迷彩を使った NWU Type III へ移り変わる計画。なお、新兵については、2017 年 10 月 1 日より NWU Type III を新たな指定作業ユニフォーム (PWU: Primary Working Uniform) として支給される。
U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 1st Class Vladimir Ramos.
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2009 年に紹介されて以来、その色調・迷彩パターンから「ブルーベリー」迷彩ユニフォームと揶揄されてきた Type I は、「生地が厚く、炎天下での作業時に頭からつま先まで灼熱地獄になる」という理由から、現場の兵士の間ではすこぶる不評を買ってきた。しかし、支給された量が膨大であった為に、今日に至るまで新型への変更が見送られてきたという背景を持つ。
U.S. Navy photo illustration by Mass Communication Specialist 1st Class Julia A. Casper/Released
また、NWU Type I 廃止の一報と併せて、海軍はガラガラヘビのアイコンでお馴染みの「Don’t Tread On Me (DOTM) 」フラッグパッチについて、ユニフォームへ貼り付けることを正式承認したほか、ボート操縦コマンド部隊に対して新たなインシグニアを提供することも発表している。