SYSTEMA P.T.W. に「リコイルモデル」が新発売

ミリタリーブログサポートチーム

2016年08月11日 02:16


Image: Systema PTW Recoil Model
グローバルにトイガン及びミリタリーファンの欲を満たしてきたシステマP.T.W.(プロフェッショナル・トレーニング・ウェポン、通称「トレポン」)に新しく「リコイルモデルP.T.W.」が加わる。その一部を紹介しよう。
この「リコイルモデルP.T.W.」の心臓部であり、激しいリコイルを生み出すのは「リコイル・ショック・ユニット」といわれるものである。従来のリコイルシステムで採用されているリコイルウェイト後方にバッファー・スプリングを配置するものと違い、リコイルウェイトを銃の前方へ移動させるとともにスプリングを圧縮し、ピストンとの連結が絶たれると銃の後方へ移動させるというシステマ独自のリコイルシステムとなっている。

このシステムを構成するために以下のような仕様変更や改良が加えられている。

SYSTEMA P.T.W. リコイルモデルの主な特徴:

1. プラットホームの変更
バッテリーコンパートメントをストックチューブからマガジンへの移設

2. ボーリングタイプ MIL サイズストックチューブの採用
リコイルに耐えうる強度の増加

3. リコイルプーリーギアスタンド及びラックギアロッドの新設計
リコイルウェイトをストックチューブ内壁にしっかりと保持

4. リコイルモデル専用シリンダーユニットの新設計
激しいリコイルを生む出すためにM95スプリングを使用

5. KUMI 490 モーター

6. バッテリー内蔵型マガジンの新設計
装弾数 76 発、LI-PO (800mAh/25c) バッテリー

7. マガジンフォロワートップの変更
紛失防止対策型(新設計)

他多数
今回発売される「リコイルモデルP.T.W.」では、従来の P.T.W. と共用できる仕様やパーツがあるのが嬉しい。例えば、マガジンフォロワーは従来型のマガジンに使用でき、シリンダーユニットを従来のシリンダーユニットに交換すれば、リコイルシステムをオミットしての使用が可能となる。ミニサイズやストックレス等の独特のカスタムガンを作成するのに幅が広がりそうだ。

当初は、完成品のみの販売となるが、チャレンジキット化や各パーツ販売も検討されている。

この「リコイルモデルP.T.W.」は、システマの意気込みと熱意が感じられ、今後の発展も期待できるモデルとなるだろう。

販売時期:8 月中旬
予定価格:240,000 円 (限定 1,000 挺)
255,000 円 (1,001 挺~)

Text: RETRASH - FM201608
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