新機軸の電子制御トリガーユニット・TITANは要チェック!

ミリタリーブログサポートチーム

2016年08月19日 20:01

ここ数年、電動ガンの電子制御化が進んでいます。
標準搭載のモデルだけでなく、DTMやASCUといった「後付けの電子制御トリガーユニット」が普及し「どんなもの」で「どのようなメリットがあるのか」などはよーくご存じの人も多いでしょう。

そんな中、GATEから登場したドロップイントリガーシステム・TITANは興味深い独自のシステムとなっています。

TITAN drop-in Trigger System / GATE
公式web(http://gatee.eu/products/programmable/titan

見ての通りver.2用で、トリガー部に組み込む上下2枚の基板という構成になっています。
そしておもしろいのはここ。

TITAN drop-in Trigger System / GATE
トリガーとセクターギアの動きをセンサーで検知します!
従来の製品では物理的なスイッチ(マイクロスイッチなど)が主流で、一部のモデルで磁気センサーが使われていましたが、TITANのようにギアとトリガーが共に非接触というシステムはなかったはず。
従来の電子御基板が壊れるのはたいていトリガースイッチの破損によるものだったので、非接触式になるとこの部分が壊れることがなくなります。つまり耐久性が超アップ!

また、トリガーがセンサー式になったことによる、もう1つのメリットもあります。
TITAN drop-in: Trigger Sensitivity Adjustment
センサー部の感度を設定して、結果的にトリガーレスポンスを調整できるのです。
ほとんど遊びのない詰めた状態から余裕を持ったポジションまで、好みに応じたレスポンスに設定できるわけです。

もちろん、電子制御ならではの多彩な動作モードの選択もメリット。
TITAN drop-in: Configurable Fire Selector
ハイレスポンスによる高速3バーストとか夢が広がりますね!
なお、他の細かな設定もUSBポートを通して可能とのことです。

このように電子制御基板としては最新のTITAN。
2016年の秋発売とのことなので、興味のある人は今から要チェックです。

Text: 乾宗一郎 - FM201608
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