医療運用のキャリアを持つ元 PJ らによって開発された画期的な止血帯「SWAT-T」

ミリタリーブログサポートチーム

2016年09月08日 17:08


Photo: via SWAT-T official FaceBook
SWAT-T (Strech:ストレッチ、Wrap:ラップ、Tuck:タック、Tourniquet:ターニケットの略) は、14 年以上の医療運用のキャリアを持つ元 PJ (パラジャンパー) や救急医療隊 (EMS: Emergency Medical Services)、緊急医療に当たる医師等により開発された止血帯である。
近年、防げる死亡例の約 60% が四肢からの出血であることから、止血帯のやその使用法の訓練が重要視されている。

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Tactical Black / Rescue Orange
この SWAT-T の特徴は、従来の CAT やソフティなどの止血帯に比べ、重量やコストが約 3 分の 1 で済み、名称の由来のように止血だけではなくラッピング(外傷の保護)やタック(織り込んでの使用)など様々な使用ができる点にある。

材質は、画像で見る限りゴムだが、軟質で劣化の少ないものか、表面に特殊な加工がされているものと推測するが定かではない。

Text: RETRASH - FM201609
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