マイクロソフト・ホロレンズ (Microsoft Hololens) の軍事利用を進めるイスラエル国防軍
オキュラスリフト (Oculus Rift) に代表される既存の没入型 VR (Virtual Reality, 仮想現実) においては、ゴーグル装着時の視覚が、外界からほぼ完全に遮断されるのに対して、マイクロソフトのホロレンズでは半透明性を確保しているために、3D ホログラフィックを現実の世界と混ぜて表示することが可能であるという点に大きな違いを持つ。
また、同じくマイクロソフトのキネクト (Kinect) ベースのセンサーと連携することによって、例えば装着者の手の動きを追跡することで、3D ホログラフィックで描画されたオブジェクト (スイッチ類など) に触れて操作するような使い方も可能となる。
今春、マイクロソフトがホロレンズの開発用向けキットを発売したのを機に、2 セットを入手したイスラエル国防軍。ホロレンズが持つ特性を利用し、戦闘シーンにおけるアドバンテージの確保を狙った開発を進めており、実戦投入もそれほど遠くない将来に見据えている。
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