ミリブロNews
米陸軍が爆風による破片から兵士の鼠径部や大腿動脈を防護する新型ハーネスを開発
ミリタリーブログサポートチーム
2016年10月14日 12:41
Photo Credit: Blake Mitchell, NSRDEC
米陸軍ナティック兵士研究開発技術センター (NSRDEC: Natick Soldier Research, Development and Engineering Center) に従事する研究者らが、爆風による破片から兵士を防護することを目的とした新設計のハーネス (blast debris protective harness) を開発し、その特許を取得した。
同様の装備は以前にも存在していたが、兵士の間で「動きを阻害する」として不評となっており、定着せずにいた。しかし、性器や大腿動脈の負傷は施術が困難であり、致命的な事態にもなることから、動きを制限しない新たな製品の開発が希求されていた。
関連記事:
⇒
米国防総省、爆発による破片飛散から女性兵士の生殖機能も保護する新たなガーメントをデザイン
⇒
米陸軍、IED による負傷事例の増加を背景に「SAM 接合止血帯」の配備を進める
開発に当たっては、ズボン下に履くタイプのものも含めて幾つものデザインが考案。
今回新たに開発されたハーネスの特徴は、多層になったケヴラーにあり、爆風によって猛烈な速度で飛翔してきた破片を、積層された各レイヤーの方向を交互に変えることによって、食い止めるような設計となっている点にあるという。
関連記事
DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは?
【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ?
ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは
アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か
ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始
ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム
台湾が105mm砲搭載の新型装甲車の開発を発表
Share to Facebook
To tweet