ロシア製サーマルスコープ「LF640 Mk2」が機能盛りだくさんで高スペック

ミリタリーブログサポートチーム

2016年10月27日 15:56

「IWT」は日本ではあまり知られていませんが、ヨーロッパのガンショーなどに出展している「知る人ぞ知るロシアの光学機器メーカー」です。

そんなIWTの新製品が「LF640 Mk2」。

Capture screen: Michail Zhivov's YouTube Channel
基本は倍率照準用のサーマルイメージャー(サーマルスコープ)ですが、コンパクトな筐体に詰め込まれた多彩な付加機能が話題になっています。

まずは基本となるサーマル機能。

Capture screen: Michail Zhivov's YouTube Channel
解像度は640x480。このサイズのサーマルとしては高解像度ですね。カラーでの表示にも対応しています。
そして1200mまでのレンジファインダー機能も搭載。

Capture screen: Michail Zhivov's YouTube Channel
視界内のターゲットを測距して正確な距離の表示が可能です。

Capture screen: Michail Zhivov's YouTube Channel
また、人口衛星測位やコンパス機能も備えています。

Capture screen: Michail Zhivov's YouTube Channel
ちなみにロシアなのでGPSではなくグロナス測定。この機能によって特定のポイントを索敵し、そこの座標を得ることが可能に!
本体は当然ながらIP66相当の防水仕様。

Capture screen: Michail Zhivov's YouTube Channel
使用可能温度は-40〜65℃。
さらに、Wi-FiやBluetoothによる通信機能も搭載しているので・・・

Capture screen: Michail Zhivov's YouTube Channel
写真のような風向風速計のデータを反映した環境データを生成し、本体のUSB端子またはmicroSDカードスロットからアウトプットできます。
その他、表示倍率は最大6倍、電源は単3形乾電池x4。近距離照準用の小型ダットサイトも備えています。

Capture screen: Michail Zhivov's YouTube Channel
まるで近未来FPSに登場しそうな高機能スコープとして注目の一品!ではないでしょうか。

IWT公式WEB:http://inwetech.ru/

Text: 乾宗一郎 - FM201611
関連記事