フリアーシステムズがプロックス・ダイナミクスを 150 億円超で買収。超小型偵察ドローンの取得が狙い

ミリタリーブログサポートチーム

2016年12月01日 15:53


Photo: PD-100 Black Hornet via Prox Dynamics official website
サーマルイメージングや脅威検知システムなどで知られる米国のフリアーシステムズ社 (FLIR Systems, Inc.) は 30 日、ノルウェーの無人機システムメーカーであるプロックス・ダイナミクス社 (Prox Dynamics AS) の買収を発表した。

プロックス・ダイナミクス社が持つ小型無人機システムの取得が主な狙いとなり、買収額はキャッシュで 1 億 3,400 万ドル (=約 153 億円)。
フリアーシステムズ社は今年 6 月にも、ナイトビジョン・サーマル製品メーカーのアーマサイト社を約 42 億円で買収したばかり。

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2007 年にノルウェーの首都オスロで産声を上げたプロックス・ダイナミクス社は、隠密監視システムに特化したメーカー。ポケットサイズの超小型偵察ドローン、PD-100 ブラックホーネット (Black Hornet) PRS (Personal Reconnaissance System) の開発を手掛けている。

PD-100 ブラック・ホーネットは、英軍がアフガニスタンでタリバン掃討作戦の際に利用しているとされる他、豪陸軍、米陸軍もその導入に向けた動きをみせている。

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