米陸軍のガンナー向け新型サーマルウェポンサイト「FWS-CS」を手掛ける BAE システムズ社

ミリタリーブログサポートチーム

2016年12月01日 16:48


Image: BAE Systems
米陸軍は BAE システムズ社との間で、兵士の交戦距離の拡張と、素早く精確な射撃能力の向上を目指し、新たな高解像度サーマルウェポンサイトの提供について、7 年間に渡る 3 億 8,400 万ドル (=約 439 億円) の契約を結んでいる。

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Image: FWS-CS via PEO Soldier Live
夜間の交戦など視界不良の中で特に威力を発揮する、新たなウェポンサイトの開発に取り組んでいる陸軍では、ENVG III/FWS-I (Enhanced Night Vision Goggle III and Family of Weapon Sight-Individual) 計画を掲げている。


Image: FWS-CS via PEO Soldier Live
FWS には、①FWS Individual (FWS-I) と ②FWS Crew Served (FWS-CS) の他、③FWS Sniper (FWS-S) という 3 種類がラインナップしている。この内の FWS-CS については、.50 口径 M2 重機関銃、7.62mm M240 中機関銃、40mm Mk19 自動擲弾銃向けのものとなる。

現在 FWS-CS は、1,050 万ドル (=約 12 億円) の初期開発オーダーの下、ニューハンプシャー州ハドソンとテキサス州オースティンにある BAE システムズ社の施設で開発作業がおこなわれる。
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