レッドバック・ワン社のインストラクターによるツーマンセルで平屋を攻略する訓練映像

ミリタリーブログサポートチーム

2017年01月12日 17:40

戦闘訓練サービス提供企業、レッドバック・ワン社 (RB1: Redback One. LLC,) のインストラクターによる、自律駆動のロボットターゲットを使ったツーマンセルでの訓練映像が公開中。1 つ 1 つ確実にこなしていく確かなその所作は、サバイバルゲームの中でも流用の利くものばかりとなり、見どころ多い映像となっている。

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映像は、同社を創設したジェイソン・ファラ (Jason Falla) 氏が公式 YouTube チャンネルで公開したもので、ファラ氏とチームメイトがマラソンロボットに囲まれた建屋へヴィークルで急行し、その後、内部へ侵入し次々とターゲットを撃ち抜くというもの。

5 日間に設定されたカービン・オペレーター課程の 1 コマとなっており、射撃と移動、コミュニケーションの体得に向けた訓練がおこなわれたとのこと。

平屋造りの建屋内部には、部屋毎にある壁や屋外を望む窓が多数設けられており、素早くサイドアームへトランジッションし、左右利き腕の切り替え (スイッチ) をおこなうなど死角の攻略にはじまり、カバーリングや数多く存在する敵ロボットへの攻撃に伴う弾倉の交換など、基礎から応用まで幅広い戦技が求められている。

レッドバック・ワン社を創設したファラ氏は、オーストラリア出身。同国の特殊作戦司令部隷下にある SASR (Special Air Service Regiment) に所属し、中東をはじめとする戦闘地域の最前線で活躍。除隊後は、当時民間軍事会社大手だったブラックウォーター USA (Blackwater USA) 社においてタクティカル・インストラクターとして活動した後、2010 年にレッドバック・ワン社を立ち上げている。

ファラ氏は 2015 年 6 月に米国に帰化している。
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