カシオ計算機が PRO TREK ブランド初のスマートウォッチ「WSD-F20」を発表

ミリタリーブログサポートチーム

2017年01月12日 19:32

カシオ計算機が、PRO TREK ブランドでは初となるスマートウォッチ『PRO TREK Smart WSD-F20』を発表した。

本モデルは、2016 年 3 月に同社から発売された「Smart Outdoor Watch WSD-F10」の後継機モデルであるが、PRO TREK ブランドの新シリーズ「PRO TREK Smart」の第一弾として展開する。メーカー希望小売価格は¥51,000(税抜き)で、2017 年 4 月 21 日発売予定。カラーはオレンジとブラックの二色。5気圧防水構造で、米国防総省耐久試験 MIL-STD-810G に準拠している。

関連記事:
カシオ、Android Wear 搭載 MIL 規格準拠のタフネス・スマートウォッチ「WSD-F10」を発表
最大の特徴は、前モデル WSD-F10 では非搭載だった“低消費電力 GPS(衛星 3 測位)”と“カラー地図”を搭載していることである。これにより、事前に行き先の地図情報(Mapbox 社と提携)を本体にダウンロードすることでオフライン状態(電波圏外)でも位置情報が表示される仕様となっている。

「Location Memory」アプリにより、カラー地図上に現在地の表示、特定地点の記録、行動軌跡の表示が可能である。また「ACTIVITY」アプリは、アウトドアシーン別(トレッキング、サイクリング、フィッシング、パドルスポーツ、スノー)に分けられ、それぞれに特化した 速度、距離、高度、気圧変化などの情報を表示する。

TOOL ボタンひとつで 方位 / 高度 / 気圧 / 日の出・日の入り時刻 / タイドグラフ / 活動グラフ を簡単に表示することができ、アクティビティ計測中に任意の情報だけを自動通知する「MOMENT SETTER」機能もある。この他に、「YAMAP」などのアウトドア系アプリとの提携や、Android Wear APP(Gmail、Google 音声検索、Google マップ、Google Fit、天気予報などのアプリやサービス)対応となっている。尚、動作環境は Android 4.3 以降 / iOS 9 以降(iPhone 5 以降)であるが、一部の提携アプリは iOS 非対応となっている。

ディスプレイは、多彩な機能を表示するカラー TFT 液晶と省電力で時刻を表示するモノクロ液晶の 2 層構造となっており、9 種類のウォッチフェイスから選択可能。カラー解像度は 320×300 ピクセルで、静電容量式タッチパネル(防汚コーティング対応)を採用している。

センサーは、圧力(気圧/高度)センサー、 加速度センサー、 ジャイロセンサー、 方位(磁気)センサーを搭載。マグネット圧着式充電端子を介して行う充電時間は、常温で約2時間。稼働時間は通常使用で 24 時間以上、モノクロ時計表示のみの「タイムピースモード」であれば 1 ヶ月以上。

音声入力用マイクやバイブレーターを搭載し、無線通信は Bluetooth V4.1/IEEE 802.11 b/g/n 、別売りのカシオ EXILIM シリーズ アウトドアレコーダーEX-FR100 / EX-FR200 / EX-FR110H のコントローラーとして使用することも可能である。

Text: 弓削島一樹 - FM201701
関連記事