ダーイッシュ(IS)260名を葬った「ランボー」の異名を取るクルド人治安部隊ペシュメルガのスナイパー

ミリタリーブログサポートチーム

2017年03月07日 16:36


Photo from Iraqi News
連合軍の後押しを受けてイラク軍がダーイッシュ(Daesh, IS, Islamic State, ISIS, ISIL)への攻勢を強める中で、敵から「ランボー(Rambo)」として恐れられている1人のスナイパーがクローズアップされている。

関連記事:
2年間でダーイッシュ(IS)戦闘員321名を排除した熟練の「シルバー・スナイパー」
男の名は、ムハンマド・アリ・カリム(Muhammad Ali Karim)氏。1977年生まれの40歳。
現地報道イラク・ニュースによると、カリム氏はこれまでに260名ものダーイッシュ戦闘員を葬ってきたとされる。

戦時プロパガンダのようにも聞こえるこのカリム氏のおびただしい戦果は、サダム・フセイン政権下でペシュメルガ・スナイパーとして活躍していた父親の影響があり、エリートスナイパーとしてのイロハを叩き込まれていたようだ。

イラクを去り、北欧ノルウェーで生活を送ったこともあったが、ダーイッシュの悪行三昧によって荒廃していく母国を見兼ね、2014年に戦う決意と共に帰国したという。

関連記事:
ノルウェーの元軍人、SNS の単独活動を通じてダーイッシュ (IS) との戦闘に必要な活動資金を呼び掛け

現在カリム氏は、クルド人部隊「ユニット70」の中で尉官として従軍しており、その大胆さと並外れた度胸から、「キャプテン・ランボー(Captain Rambo)」と呼ばれている。
関連記事