2017年03月31日 12:47
フランス国家憲兵隊治安介入部隊「GIGN(Groupe d'intervention de la gendarmerie nationale)」が、今年初めに、チェコのCZ(Ceska Zbrojovka)社に対して「ブレン2(Bren 2)」アサルトライフルの初期オーダー×68挺を発注していたことが分かった。軍事情報サイトのシェファードが伝えている。
Photo from Gendarmerie nationale
GIGNが採用を決めたのは、7.62x39mm仕様のブレン2。パリ同時多発テロ事件の影響を色濃く受けたもので、防弾装備を用意したテロリストを想定した場合、9mmピストルや5.56㎜ライフルでは役不足にあると判断したようだ。一方、7.62㎜はうってつけだと思われたものの、近接格闘(CQC: Close-Quarter Combat)環境下においては、重く嵩張ることに懸念を抱いていたことも明かされている。
Photo: CZ Bren2 5.56mm assault rifle
This photo is for illustration purposes only.
またシェファードは、CZブレン2は、先のフランス軍制式採用小銃選定(AIF: Arme Individuelle Future)に参加する為に、CZ805 Bren S1から開発されたものであったが、出遅れたことによって参加できなかったといった過程や、ブレン2と併せてP-10ピストルをGIGNに対して売り込んでいるといった状況も報じている。
Photo: CZ P-10 C pistol