米海軍特殊作戦司令部が空中輸送可能な戦術車輌「フライヤー60」を多用途任務に向けて評価中

ミリタリーブログサポートチーム

2017年07月12日 16:29


Photo from GD-OTS
米海軍特殊作戦司令部(NSWC: Naval Special Warfare Command)が、ゼネラル・ダイナミクス・オードナンス・アンド・タクティカル・システムズ(GD-OTS: General Dynamics Ordnance and Tactical Systems)の戦術用途車輌「フライヤー(Flyer)60」を、多用途な任務に向けて評価中であることが分かった。軍事情報サイトのシェファードが軍当局関係者筋からの情報として報じている。

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Photo: Flyer 60 Armored Variant / GD-OTS


Photo: Flyer 60 Armored Variant / GD-OTS


Photo: Flyer 72 / GD-OTS
フライヤー60は、海軍特殊部隊SEALチームをはじめ、SOCOM隷下の実動部隊において先行して納品されている「フライヤー72」より一回り小さく、既に実用されているポラリス・ディフェンス製ATVの「MRZR-2」よりも大きな車体を持つ。

特殊作戦司令部(SOCOM)は、特に戦術用途車輌の能力拡張に対して関心を示しており、固定翼輸送機C-130ハーキュリーズや、CH-47チヌーク、V-22オスプレイといった回転翼機での輸送を可能とするフライヤー60を「初期輸送車輌(ITV: Internally Transportable Vehicle)」の1つとして検討している。
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