SIG P320用の近未来的なデザインのカービンコンバージョンキット「X01」

ミリタリーブログサポートチーム

2017年09月19日 19:29


Photo from FireControlUnit.com
銃身長の変更などセッティングを変更できるコンバージョンキットは、新たにシリアルナンバーを取得することなく実質的に銃を増やせるため、愛好家から予算不足の公的機関まで、幅広い支持を得ている。FireControlUnit社のX01もそうしたキットの1つ。アメリカ陸軍制式拳銃、SIG P320のインナーフレームを載せ替えるだけでカービン化できる。
X01は文字通り、EX-O 1、つまり「外骨格(exoskeleton)」である。ファイバー強化樹脂の射出成形で作られるロアフレーム、スライドカバー、スライド一式等のセットで、インナーフレーム一式があればすぐ組み込める。

トップと後端にはピカティニーレールが配され、光学機器やストック、アームブレイスを取り付けることもできるようになっている。フレームサイズの関係上、9x19mm、.357 SIG、.40 S&Wにのみ対応となっている。

Photo from FireControlUnit.com

Sig P320はインナーフレームにシリアルナンバーが打刻されている。このためアウターフレームをいくつ持っていても「1丁」にカウントされる。

Photo from FireControlUnit.com

トップや後端のレイルも樹脂製のようだ。アームブレイスは今のところストックとはみなされていないのでピストルとしての登録のまま所持することができるだろう。

Photo from FireControlUnit.com

標準小売価格がいまだ表示されておらず、まだまだ開発は続くようだが曲線を多用したフォルムは実に未来的でかっこいい。エアソフト版P320と合わせて、登場が待たれる製品である。

Source: Fire Control Unit – Project EXO

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201709
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。

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