米陸軍が評価試験中の車輌ガンナー用「追加装甲仕様」に特徴を持つ新型ヘルメット

ミリタリーブログサポートチーム

2017年09月27日 19:31


Photo from Project Manager - Soldier Protection & Individual Equipment
米陸軍で評価試験が進められている新型の「統合頭部防護システム(IHPS: Integrated Head Protection System)」の写真が公開された。

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これらは、陸軍全般への支給を前に、「人的要因評価(HFE: Human Factor Evaluations)」と呼ばれる、一部の現役兵士らの間でその使用感が評価されたもので、兵士によるフィードバックをおこなうことで、机上で算出されたものからの補正をおこない、実用的な開発を目指している。


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公開された写真は、兵士防護個人装備(SPIE: Soldier Protection and Individual Equipment)の中で最新アイテムの1つとして示されており、提案されたこのヘルメットは、車輌上のタレットでガンナーを務める兵士の頭部を局所的に防弾効果を高めるため「追加装甲仕様」となっているのが特徴。

また、次世代ヘルメットで象徴的とも言える追加仕様となったフェイスシールドも備えていることが分かる。
(1枚目の写真参照)

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加えて女性兵士が髪を束ねた際の「シニヨン(ポニーテールを丸くまとめたもの)」にも対応するよう計測をおこない、ヘルメットデザインの改良を図っている様子も確認できる。
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