長距離狙撃も楽々成功。シリーズ最大・最強「バレットM107A1」がベースのトラッキングポイント『Mi50 BA』
米国のスマートライフル開発企業であるトラッキングポイント(TrackingPoint)が、同社の精密射撃支援システムを搭載したバレット「M107A1」による狙撃デモンストレーション映像を公開した。
見晴らしの良いポイントから狙うターゲットは、遥か1マイル(=約1.6キロメートル)先にある直径3.5フィート(=約107センチメートル)ほどのサークル。遠距離狙撃を成功させるため、ターゲットまでの距離の他に気温や気圧、コリオリの力までもコンピューターが計算し、トリガーを引いてから着弾までおよそ6.1秒掛かった様子をライブで映し出している。
最新技術を結集させたシステムと、シリーズ最大・最強の50口径ライフル対応モデル「Mi50 BA」を引っ提げ、「遠距離でも問題にならない」と主張するプロモーション映像に仕上げられている。
Mi50 BAのシステム駆動時間は3.5時間。1,760ヤード(=約1.6キロメートル)離れたターゲットへのロックが可能。M107を運用している米海兵隊でも、訓練では最大1,400ヤード(1,280メートル)ほどでおこなわれるため、距離だけで言えば軍用途でも十分に通用しそうだ。
またMi50 BAは、静的ターゲットのみならず、時速10マイル(=16キロメート)で移動する「動的ターゲット」を相手に確実な有効弾を見舞うことができる。その重量は33.5ポンド(=約15キログラム)とかなりヘビーな仕様だが、一度タグ付けさえしてしまえば、文字通りの「一撃必中」間違い無しの心強い相棒となりそうだ。
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