レイルに取り付けたアクセサリを片手で扱えるAR-15用グリップ「SMRT Direct Action Grip」

ミリタリーブログサポートチーム

2018年01月23日 10:03

近年、ライトやレーザーといったアクセサリによって銃の機能を拡張するのはごく当たり前となった。しかしながら、これらのアクセサリはグリップを握らないサポートハンドによって操作されるようになっており、片腕を負傷した時などに使用することができなくなる。そうした場合に有用なのが、Enhanced Tactical Arms社の「SMRT Direct Action Grip」だ。

Photo from ETA
SMRTは「Sympathetic Movement Reduction Technique(訳:交感神経動作削減テクニック)」の略。
片腕を負傷した時だけでなく、戦闘中に負傷者を引きずり後退する時、通信機を操作する時、警護任務でVIPを掴んで動かす時、あるいは軍用犬のハンドリングを行う時など、銃を片手で扱わなければならないシチュエーションは多い。SMRTグリップはこうした際でもライトやレーザーを使用することを可能にするものだ。

本体はアルミニウム製。M4、HK416といったAR-15クローンには無加工で装着することができる。プレッシャースイッチをグリップ全部の凹部に装着し、配線をトリガーガードやマグウェル周辺から取り回すのが仕組みの概要。メジャーな規格のプレッシャースイッチの多くを使用することができるという。

Screenshot from ETA Youtube video
製品見本は2018年1月23日から26日にかけてラスベガスで行われるSHOTショーで展示される。プレオーダー開始は春の予定。既に一部の軍・警察特殊部隊で試用されているという。

Source: SMRT Direct Action Grip to Premier at SHOT Show 2018 - Soldier Systems Daily

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201801
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。

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