2018年02月13日 17:11
米国の銃器製造事業者が2016年度に、史上最多となる「1,100万挺」以上の銃器の生産をしていたことが、「アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局(ATF: Bureau of Alcohol, Tobacco, Firearms and Explosives)」の統計『年次銃器製造輸出報告書(AFMER: Annual Firearms Manufacturing and Export Report)』によって明らかとなった。
Photo from National Institute of Standards and Technology (NIST)
This photo is for illustration purposes only.
Year 2016 Final Manufactured Firearms Distributed Into Commerce2016年と言えば、全米最強ロビー組織「全米ライフル協会(NRA)」の支持を受けたドナルド・トランプ候補(当時) V.S. 「銃規制強化」を掲げたヒラリー・クリントン候補によって歴史的な大統領選挙がおこなわれた年でもある。クリントン氏勝利ともなれば、銃規制の強化が確実となり、それを見越した駆け込み需要が激しさを増したことがその背景にある。2015年度の国内生産数が「9,358,661挺」だったことと比べても、約123%の増産となったことも資料の中に示されている。
①ピストル:4,720,075挺
②リボルバー:856,291挺
③ライフル:4,239,335挺
④ショットガン:848,617挺
⑤その他銃器:833,123挺
⇒合計:11,497,441挺