2018年05月09日 18:06
バージニア州クワンティコの米海兵隊基地で、新型スナイパーライフル『Mk13 MoD7』を使ったスカウトスナイパーによる訓練がおこなわれた。
U.S. Marine Corps photo by Kristen Murphy
既に特殊部隊『MARSOC』では「主力スナイパーライフル(primary sniper rifle)」として運用されているとのことだが、海兵隊システム司令部(MCSC: Marine Corps Systems Command)では、Mk13 MoD7の配備が進めば、一般海兵においても「主力スナイパーライフル」になるとしている。
Photo by Monique Randolph
また、Mk13 MoD7の配備が進むことで、その他スナイパーライフルの今後の運用も気になるところ。MCSCによると、「M40A6」については残存するものの、主に訓練用途で利用される「代替スナイパーライフル」の1つ(an alternate sniper rifle)になることが示されている。また「M110」および「M107」については、スカウトスナイパー装備セットにおける「付加的な武器(additional weapons within the scout sniper equipment set)」として引き続き運用されるという。
U.S. Marine Corps photo by Lance Cpl. Jon Sosner
2月に海軍省が発出した「2019会計年度の予算見積もり書」によると、Mk13ライフルはインディアナ州の海軍海上戦闘センター・クレーン(NSWC-CD: Naval Surface Warfare Center Crane Division)を契約元とし、単価12,000ドル(=約127万円)×356挺、総額約427万ドル(=約4億5,000万円)の予算と共に「2018年5月にその第一陣がデリバリー予定」であること示されていた。
U.S. Marine Corps photo by Kristen Murphy