米麻薬取締局(DEA)が特別捜査官向けに『第5世代グロック26』×100挺の購入を計画

ミリタリーブログサポートチーム

2018年06月04日 15:00


Photo from U.S. Drug Enforcement Administration (DEA)
This photo is for illustrative purposes only.
米司法省隷下の『麻薬取締局(DEA: Drug Enforcement Administration)』が特別捜査官向けに、『第5世代グロック26(Glock G26 (5th Generation))』×100挺の購入を計画している。
『ベイビー・グロック』の名で知られるGlock 26は、1994年に発売されるや、それまで5発装填・短銃身『スナブノーズ・リボルバー』の独壇場だったコンシールドキャリー市場で引く手あまたとなったシリーズ最小の9x19mm弾を使用するピストル。弾倉は標準の10発装填の他にオプションの15、17、33発仕様がある。
グロック第5世代シリーズは、バレルとスライドがnDLC仕上げとなっていることや、アンビ仕様のスライドストップレバー、素早い弾倉装填に適したフレアー形状のマグウェル、フィンガーグルーブの廃止、マークスマンバレルの採用など…前モデルGen.4から20箇所以上に渡るデザイン変更を実施。Glock26におけるGen.5対応は、今年1月2日に発表されたばかり。

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Photo from Glock
今回のDEAにおけるG26の購入計画については、「他に代替の効かない個性」と「急を要するやむを得ない環境が存在する」ことを理由に挙げ、「単独供給」になることが示されている。なお、調達に当たっての市場調査や製品テストおよびその分析において、FBIと共に行ってきたとし、危険な麻薬戦争(war on drugs)の最前線で展開する特別捜査官の身命を支援する有効な火器になると判断されている。

仕様要求の中で、ピストル本体にはレイルフレイムが備わり、トリガープルは5.5ポンド(=約2.5キログラム)であることの他、「アメリグロ(AmeriGlo)製ボールドタイプのナイトサイト(Bold Night Sight)」と「拡張型スライドストップ&マガジンキャッチ」および、1挺に付き「ハイキャパシティ弾倉×6本」必要になることも明記されている。

契約者はその書類を受領後、90日以内に完納することが要求されている。
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