CO2カートリッジを使用するロシア製グレネードトレーニングシステム「TAG-ML36」

ミリタリーブログサポートチーム

2018年07月02日 19:14

ロシアのTactical Game Innovationがグレネードランチャー「TAG-ML36」をリリースした。これは40mmグレネードランチャーを製造するMadritsch Weapon Technologyと共同開発した訓練用のグレネードシステムとなる。

専用弾となる36mmカートリッジは蓄気式ではなく、パワーソースとして発射機本体に12gのCO2ボンベを装填する。
1本の12gカートリッジで約10発の発射が可能。
専用弾の「Reaper MK2」は75mまで正確な射撃が可能であり、曲射弾道による最大射程距離は160mに達するという。もちろん、国による規制の違いがあることは言うまでもない。

構造はM203やM320のような単発のアンダーバレルグレネードでハンドガードの下面レイルに工具不要でワンタッチで接続できる。
カートリッジの装填はサイドスイング方式。バレルにはライフリングも刻まれている。
オプションで専用スタンドアロンマウントも用意される。
このTAG-ML36は本来は40mmグレネードのトレーニングシステムとして開発されたものだが、インターナショナルサイトの「Airsoft Pyrotechnics」ではエアソフトゲーム用として729USドルで販売されている。

Text: 乾宗一郎 - FM201807
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