近代化改修されたFAL自動小銃がアルゼンチン軍に納入開始

ミリタリーブログサポートチーム

2018年09月07日 17:55


Photo from Fabricaciones Militares
50年代から80年代に通じて、世界中の紛争地で普及したベルギー・FN社のFAL自動小銃。近年は操作性や重量などの問題から、他の自動小銃に置き換えられるケースも増えてきているが、アルゼンチン軍は1955年以来使用しているFALを近代化改修して配備継続、先日最初の300丁が納入された。
近代化改修を担当しているのはアルゼンチンの国営企業であるFabricaciones Militares(FM)社。レバー類がアンビ化されており、銃床も伸縮式になったことでより幅広い体格の兵士が使用できるようになった。ハンドガードは4面にピカティニー規格のアクセサリーレイルが配されている。

FALは未だ多くの軍・警察機関に保有されており、これらの古い資産を有効活用する方法として、近代化改修キットの売り込みに力を力を入れているメーカーもある。DS Armsもその一つで、多くの完成品・補修パーツを展開している。中にはこのようなコテコテの近代化を施されたバリエーションも存在する。


Photo from DS Arms
参考:
ヘッケラーアンドコッホ社が英国防省向け「L85A3」をDSEI 2017で展示 - ミリブロNews
カラシニコフ純正の「AK近代化改修キット」の動画が公開 - ミリブロNews

Source: Fabricaciones entregó fusiles modernizados al Ejército Argentino – Direccion General de Fabricaciones Militares

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201809
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。

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