第88回『ビクトリーショー』が開催

ミリタリーブログサポートチーム

2018年11月05日 18:39

サムズミリタリ屋主催による国内最大級のミリタリー物販イベント『ビクトリーショー』が11月4日、都立産業貿易センター台東館で開催された。
本稿では会場内の各ブースから気になったアイテムを中心にピックアップしてご紹介する。

サムズミリタリ屋Vショー公式ページ
http://www.sams-militariya.com/docs/vshow.html
エイトボール商会
トップ画像を飾ったこちらの商品は、毎回面白アイテムが充実のエイトボール商会で販売されていた。元々は魚の形をしたサンダルだが、グリップ力の強いビニール素材を使っていることと、尻尾の部分が程よく反り返っていることから、そのままベルトに挿入して「ピストル用ホルスター」で使えてしまう。非公式な使い方のため、保証はできないものの、デザートイーグルほどの大型ピストルさえも差し込めるようだ。

ハニービー
ハニービーでは、Carbon8のCO2ブローバック、2019年新製品『M45 CQP(Model.45 Close Quator Pistol)」がお披露目となった。
基本仕様としては、可変ホップアップ搭載で、ナイロンファイバー樹脂とスチールを材質とした本体。装弾数は27発で、1ボンベ当たり3マガジン以上となる90発を超える燃費とのこと。初速は気温25度で85m/secとなっている。

同じくハニービー、Carbon8では参考出品モデルとしてCO2ソースのフィクスド「マークX ターゲット」が展示された。基本仕様については、ご覧の通り多くが未定となっているので、今後のリリースをお待ち頂きたい。

ハニービーによると、「カーボネイト」は、「Carbonate=炭酸化する」を語源として、国内の安全基準を満たしたCO2パワーソースのガスガンを展開。フロンよりエコロジーに優れた炭酸ガス(CO2)製品を提供することを掲げている。

ガンモール東京
ガンモール東京では、12月頃発売予定の『96式軽機関銃』の予約受付としてサンプルが展示されていた。

同店の取り扱い新製品、Cyma製『M870 TAC-14 MM Tac. フルメタル・シルバー」が、ビクトリーショー特価19,500円で販売。金属本体ならではの冷たく重量感溢れる造りと、東京マルイ製ショットシェル対応の安心設計、さらにはシェルキーパーまで付属するご覧の通りの豪華セットとなっている。

こちらも同じくCyma製M870ソードオフ。「スポーツライン」と呼ばれる廉価版製品となり、イベント限定特価8,500円というお得なものとなっていた。

シカゴレジメンタルス
無可動実銃で有名なシカゴレジメンタルスでは「アーマライト AR18」が販売されていた。

こちらはドイツ「MP40I 短機関銃」。

そしてこちらはフィンランド「スオミ M31短機関銃(後期型)」。

無可動実銃は、いずれも外観をそのままとしながらも、機関部が無効化された完全合法商品。写真からも伝わるほどの、玩具銃にない実銃ならではの質感をまとった「美術品」へと昇華している。

TAAP SHOP
TAAP SHOPでは、この日初めての販売となった電動ハンドガン用「ハイレスポンスユニット」が店頭に並んだ。東京マルイ製の電動ハンドガンに対応するもので、組み込み上級者向け商品となっている。

気温が低くなるこれからの季節のゲームでは、従来ガスを使ったパワーソースのハンドガンは勢いをなくす。一方で電動ハンドガンはリポ化により作動が安定する。さらにこのユニットを組み込めば、電動ハンドガンの弱点でもあったトリガーレスポンスを向上できる。まさにこれからの冬本番に向けたゲームで必携のアイテムとなりそうだ。

ウィリーピート
米軍をはじめ、西側諸国の特殊部隊員御用達となっているサファリランドホルスターが充実のウィリピート。こちらはスミス&ウェッソン M&Pピストルに対応するもので、SUREFIRE製Xシリーズ、Streamlight TLRといったライトが収まる設計となっている。

人気の東京マルイ製Glock17はもちろん、発売されたばかりで注目のGlock19やGlock34ガスブローバックピストルに、フラッシュライトとマイクロサイトに対応するホルスター。

サファリのカイデックス製ホルスターは、専用設計ならではのフィット感と使い易さがあり、一度試すと手放せなくなる。

人気はやはりマルチカム仕様だが、こちらのG19用Blackホルスターは、ミリフォトでの使用例が示されている。
現場の隊員が使用している実例を写真とともに示されると、俄然収集意欲が刺激される。

Keystone工房
スポンジ製のゴルフボールや、ひとつまみのBB弾を弓の要領で飛翔させる遊具、『弾弓(だんきゅう)』が紹介されていた。

飛翔させるもの(重量や空気抵抗など)によって、その距離は大きく変わるものの、BB弾では最大30メートルほど飛ばすこともできるとか。
火器を模したエアソフトとは違う、新たな遊びの展開に期待が持てる。

関西ヒストリカルイベント
関西ヒストリカルイベントのブースでは、「1910年式マキシム機関銃(PM1910)」が展示され、多くの来場者が足を止めていた。

ビクトリーショーでは販売ブースだけでなく、こうした展示ブースも充実しているので、買い物以外にも楽しみ、知識を深めることが出来る。

Rin
大阪・若者ファッションの発信地・堀江のアパレルショップ「Rin」がVショーに初出店。
同店は知る人ぞ知る、Arcteryx LEAF製品が充実。今回満を持しての参加となった。
LEAF(Law Enforcement & Armed Forces)ラインは、その名の通りの「軍・法執行機関」の従事者に向けたプロ用製品のシリーズ。生死を掛けた過酷な環境でも機能するよう、究極のクオリティーが求められている。

人気が高く流通数が少ない、ゴアテックス使用のサロモンXAフォーセスMID GTX(レンジャーグリーン)も販売されていた。

明日香縫製
民兵・東側衣装や装備に強い同店が近年注力しているのがハンティング用ライン。ショットシェルポーチには、ミリタリー用途とは違って、意図的に目立つオレンジカラーのファブリックを使用している。

こちらも同じくオレンジのファブリックを使ったライフルカバー。猟場での携行を想定している。

次の第89回は、1月5日(土)、6日(日)に同じく都立産業貿易センター台東館(4~6階)を使っての開催が予定されている。

サムズミリタリ屋Vショー公式ページ
http://www.sams-militariya.com/docs/vshow.html

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