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米国防総省は7日、陸軍契約司令部がサウスカロライナ州コロンビアの「FNアメリカ社(FN America LLC)」との間で、『M240汎用機関銃』の改良契約(W15QKN-15-D-0003)を交わしたことを発表した。1,300万ドル(=約14.6億円)超の案件となり、2019年12月8日の完納予定となっている。
1977年の米軍配備以来、40年以上に渡って最前線で運用されてきたM240。そんな「老兵」機関銃については、今年の中盤に掛けて陸軍・特殊作戦司令部(SOCOM: Special Operations Command)を発信源とする動きが確認できる。
陸軍は今年6月、新たにM240の製造を請け負う企業に関する市場調査を開始。一方5月には、軍特殊作戦司令部が2019会計年度中に新たな機関銃の取得を目指すことが報じられている。「計画策定局(PEO: Program Executive Office)」によるとSOCOMは、「現行『M240B』並みの重量ながらも、交戦距離2,000メートルを有する機関銃」を掲げ、「連射時に優れた耐久性を持ちつつも、取り換え時の操作性に優れ、照準器、架台、三脚の他、サプレッサー対応を要求している」とのこと。