米陸軍がシグ社のMCX Rattlerをベースとしたサイレンサー付きPDWの実射デモを行う

ミリタリーブログサポートチーム

2019年03月01日 18:41


Photo from US Army
アメリカ軍の小火器において徐々に存在感を高めているシグ社だが、今回、陸軍が主催し、調達関係者・メーカー担当者が参加する展示イベント「US Army Expeditionary Warrior Experiments (AEWE)」でのデモで、MCX Rattlerをベースにしていると思われるPDWが目撃された。
デモはGear4Grunts社の樹脂製弾倉ポーチ「RAMP」を紹介するものだが、そこで使用されたPDWにRattlerのロアレシーバーが使われ、さらに市販のものよりも短いサイレンサーが装着されていた。
MCX RattlerはMCXシリーズの中でも最小・最短となるバリエーション。5.56mm版・.300BLK版が存在するが今回のデモで使用されたのはいずれのものであるのか不明。

参考:
シグ社・PDW用途向け超短縮型カービン「MCX Rattler」を発表 - ミリブロNews

こちらは、AEWEで紹介された新技術の一覧で紹介されたPDW。実射デモで用いられたものとは細部に違いがあり、ロアレシーバーはARクローンであるM400のモノが使用されている。ハンドガードもKeymod仕様のものだ。

Photo from US Army
米陸軍は9mmのサブコンパクトウェポン取得計画を進行させているが、これとは別にPDWについての研究・検討を進めているようだ。

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201903
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。

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