シグ社・PDW用途向け超短縮型カービン「MCX Rattler」を発表
シグ社が同社のカービンシリーズMCXの新製品として「MCX Rattler」を発表した。
Photo from SIG
「Rattler」は「カタカタ音をたてるもの」という意味。超コンパクトなこの銃からフルオート射撃をすると「反動とマズルフラッシュの衝撃波によって歯がガタガタいう」のが名前の由来とのこと。5.5"バレルとガスピストンを組み合わせて全長を短縮、そして.300BLKを使用し近距離での攻撃力を高めている。
グリップはストックの短さに合わせて角度の立ったもの。フォワードアシストノブやブラスデフレクターなどは取り払われ、衣服やケースなどの引っかかりを抑えるデザイン。
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一番下がプロトタイプのRattler。MP5Kとほとんどサイズが変わらないことが分かる。
Photo from thefirearmblog.com
M-LOKハンドガードにフリーフローティングバレルを装備。.300BLKが先行発売され5.56mm版は11月以降の発売となる。.300BLK版はガスピストンの切り替え調整によってサイレンサーを使用することができるが、5.56mm版はバレルが短く、ガスシステムの内圧が高まり過ぎるためサイレンサーを使用することができないとのこと。
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ストックは最低限のデザインのもの。後ろから見て左側に折りたたむことができ排莢口を塞ぐことがない。またセレクターやチャージングハンドル、マグキャッチなどの操作にも影響がない。
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Rattlerは.300BLK弾の採用やアッパー・ロアーが従来のARクローンに組み込み可能(一部アダプタ・バッファチューブ等が必要)であるなど、先日SOCOMが情報を収集していたM4A1用のPDWキットの要件にあてはまっている。
参考:アメリカ特殊作戦司令部がM4A1用PDWキットの情報提供を募集中 - ミリブロNews
シグ社はMCXをフィーチャーした4作のシリーズ動画のうちの1本でRattlerを紹介している。少し大きめのバックパックに隠して持てるRattlerは特殊部隊が市街地で行うようなコバートオプスには最適といえるだろう。
Sig Sauer MCX Rattler - Mission 4: Tango Down - YouTube
Source: Breaking News: Sig MCX Rattler AKA MCX-K - The Firearm BlogThe Firearm Blog
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201709
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
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