2019年06月13日 16:13
米海兵隊の大尉が作成した研究論文が海軍大学院(NPS: Naval Postgraduate School)で表彰された。
Photo from Naval Postgraduate School (NPS)
論文の中では、AK-47で武装する敵×4名の潜む集落に対して、海兵隊ライフルマン×13名(4名編成の3個ファイアーチームと1名の分隊長)が襲撃した場合を事例に上げている。15ポンド(=約6.8キログラム)の増量により、兵士が戦闘で大きな負荷を強いられ、分隊に1名の損耗を来すと指摘している。
Screen shot from Naval Postgraduate School (NPS)
・43ポンド+15ポンド=兵士1名の損耗
・最適な重量は最軽量な装備と最高レベルの防護
・重量が増加することは損耗が増えることに等しい
・同格の敵と対峙する場合は、スピードがより重要となる
そしてその検証の結果、戦闘時の装備重量は50ポンド以下、襲撃時では75ポンド以下であることが推奨されている。このことは、昨年9月末にワシントンのシンクタンク「新アメリカ安全保障センター(CNAS: Center for a New American Security)」によって発表された報告書の数字からも確認できる。
Screen shot from Naval Postgraduate School (NPS)