U.S.Shot Show 2009 vol.3
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LE(Low Enforcement:法執行機関)向け銃器の展開が目覚しい、ドイツの銃器メーカーH&K(Heckler & Koch)社。2009年度U.S. SHOT SHOWでのブースの模様をお届けしたいと思います。
※今年度もU.S. SHOT SHOWレポートは全て写真のみだけでの判断となっております。1枚の写真から読み解いた記事となっておりますことを予めご了承ください。
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写真上側にはMR556 Cal.5.56mmx45が紹介されています。搭載されているショート・スコープはU.S. Optics Inc.製のSN-4S 1-4x。このMR556では、セミオートオンリーでの発射となっています。
写真下側は、MR762 Cal.7.62mmx51。こちらも同じくU.S. Optics Inc.のスコープが搭載されているのが分かります。先程のMR556同様にこちらもセミオートオンリーの発射機構となっていますが、搭載されているスコープが高価なU.S. Optics Inc.のスコープである点や、10Rdsマガジンである点からも、民間仕様というよりはPolice Officerを意識したLEバージョンと思われます。
⇒参考:Engineered for Extreme Performance / U.S. Optics Inc.
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写真上から順に、MP5K-PDW 9mm、MP5N 9x19mm、MP5SD 9mm。
MP5K-PDWとMP5Nのセレクターに注目すると、3バースト機構がオミットされているのが分かります。MP5Nの「N」からも推測されるように、この2つは共にNavyモデル。
また、こちらのMP5N、MP5SDは日本の警察にも導入されているものと同じストックの形状となっている事も写真から判断できます。電動ガンでは日本の電動ガントップメーカー 東京マルイ社より「MP5-J 機関けん銃」として2004年7月8日に発売されたものとストックの形状が同一となります。
⇒参考:MP5-J 機関けん銃 / Tokyo Marui
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上から順にMP7A1 4.6x30mm w/Sound Suppressor、UMP45 .45ACP w/Sound Suppressor、UMP9 9x19mm、USC(Universal Selfloading Carbine) .45ACP。サプレッサーはいずれもHK社製のものが取り付けられています。
⇒参考:USC(Universal Selfloading Carbine) .45ACP / HKPRO
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上記写真はいずれもHK417。HK416の7.62mmバージョン。この写真の3つでは、それぞれバレル長が異なっています。上から順に、12インチ、16インチ、20インチとなっていますが、真ん中の展示モデルが16インチのバレルに12インチのレールが、一番下の展示モデルが20インチバレルに12インチのレールという組み合わせになっています。
また、一番上の12インチバレルのものと、16インチバレルのものでバットプレートの形状を比較するとストレートタイプとラウンドタイプで形状が異なる点にも興味を引かれるところです。(20インチバレルのものは写真からその形状が判断できない為に割愛させて頂きます)
更に同様にグリップの形状を比較すると、こちらも背面がストレート形状のものと、ラウンド形状になったものが存在し、それぞれにフィンガーチャンネルの有るものと無いものとを選ぶことができるようになっているようです。これらは射手の好みに応じたセレクトが出来るように展開を図っている事が予想されます。
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上から順に、HK69A1 40mm Grenade Launcher、HK 40mm GLM(Grenade Launcher Module)。
上のHK96A1は独立操作タイプのスタンドアローンモデル。下のGLMはライフル装着を想定した仕様となっています。
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日本でも精巧な電動ガン用コンバージョンキットのリリース以来、大人気のHK416。こちらの写真は上から順に、HK416 10.4" 5.56x45mm、HK416 14.5" w/40mm GLM、HK416 16.5" 5.56x45mmとなっています。
写真の展示モデルでひときわの異彩を放つのは、一番上のHK416。搭載されているオプティクスはEOTech社のものですが、現行の最ショートモデルEOTech511/551の外観と比べても更に小柄な形状となっています。現状ではプロトタイプモデルとの事で、その詳細についてはゆくゆく紹介がなされると思います。
また、先述のHK417のご紹介にもありましたように、こちらのHK416でもストック底部の形状と、グリップの前面、背面の形状にバリエーションがあることが分かります。
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一番奥からP2000、P2000SK、P30、P30Lとなっており、手前のUSP Compactらしきものはリアサイトが異なるようです。
P2000、P30共に射手の手の大きさに応じてグリップパネルの調整が行える点が特徴的です(P2000はバックパネルのみ交換可能、P30は前後のパネル交換が可能)。
また、これらはトリガープルやデコックの有無など様々にバリエーション展開され、V1~V5といったバリエーションが展開されています。
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GMG(Grenade Machine Gun) 40x53mm。
⇒参考:HK GMG (Grenade Machine Gun) Pics from SOF Week 2005 / Defense Review
⇒参考:The GMG (Grenade Machine Gun) Cal. 40mm x 53 / HKPRO
次回はBarrett Firearmsのブースをご紹介予定です。ただいま投稿準備中ですので、お楽しみにお待ち下さい。
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