間違った情報を基に SWAT チームが民家に突入、誤認逮捕する様子を収めた動画が米国インディアナ州エバンズビルのローカルニュースサイト Courier&Press で公開された。

映像は現場 SWAT 隊員のヘルメット・カムで撮られたもので、現地に到着する前の SWAT バン内の様子から始まる。降車後手際よく隊列、玄関ドアガラスを粉砕後にフラッシュバンを投げ込み瞬く間に室内へ突入。ルームクリアリング、二人の女性容疑者を逮捕、状況終了後に SWAT 隊員たちが談笑する様子までの一部始終が収められている。

その後、FBI の捜査で真の容疑者は突入した民家 (ミラノさん宅) の近くに住むマフィア幹部・デリック・マレイであったことが判明し逮捕となった。

ミラノ家のセキュリティーロックが掛かってないワイヤレス・インターネットルーターをデリック容疑者が無断使用していたことが、無実のミラノ家へ SWAT チームが突入・誤認逮捕という悲劇を生む切っ掛けとなったようだ。尚、ミラノ家への損害代金はエバンズビル市が支払うと報じられている。

この件の、捜査方法や突入に至るまでのプロセス、果ては SWAT 隊員の軍隊並みの装備、などについて様々な意見が同サイトのコメント欄に寄せられている。

このケースとは状況が異なるが、FPS プレイヤーがゲームで負けた腹いせに警察へ虚偽の通報をし、対戦相手宅に SWAT チームを送り込むという悪質ないたずらが最近相次いでおり問題となっている。

Courier&Press 2014/08/12
Text : I.Yugeshima - 004