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米陸軍の次期制式拳銃「XM17」MHS は今年中に候補が出揃い、2018 年までに採用予定

海外軍事

U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Christopher Ruano
Image is for illustration purposes only.
ミリブロNewsで幾度となく取り上げてきた米陸軍MHS( Modular Handgun System )プロジェクトであるが、銃器関連の情報サイト TFB:The Firearm Blog が「米陸軍は次期制式拳銃を2018年までに採用する」と報じている。これは、米陸軍が公開した MHS に関する提案依頼書:RFP( Request for Proposal )の第二案によって明かされたものであり、今回より次期制式拳銃を“ XM17 ”と呼称することになったようだ。

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    草案によると、拳銃の口径選択はトライアル参加企業に委ねられており、口径が異なる二種類まで提出可能としている。また、同一モデルでフルサイズバージョンとコンパクトバージョンの二点、もしくはフルサイズとコンパクトを兼ねたモデルの一点、の提出を条件としている。

    陸軍兵器当局は、2018年までに銃器メーカーとの約30万丁分の契約締結を目標としており、来年から公式トライアルを行う予定である。当初、今年1月にトライアルを予定していたが、“特別な目的の弾薬”の使用許可を巡り国防総省の承諾と企業との調整で、スケジュール変更が生じた。

    XM17 に関してプロダクト・マネージャーのスコット·アームストロング( Scott Armstrong )大佐は、「新しい拳銃は、人間工学に基づいたデザインをターゲットとし、耐久性があり維持管理が容易で、より信頼性の高いモノを求めている。」と述べている。また、関係者の情報として、陸軍は約7,000丁のコンパクトバージョンを購入する計画のようだ。


    U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Christopher Ruano
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    今回、最大の焦点となっているのが“口径”である。ミリブロNewsの過去記事“米ビジネスウィーク誌 米軍の新制式拳銃選定に関する社説を掲載”でも触れているが、口径については銃器業界で様々な議論が交わされている。中東地域に展開している兵士達からの「現用の9mm弾では威力が不十分である」という訴えや、「敵を止めるのには、弾薬の威力に依存せず適切な射撃が必要ではあるが、現代戦において戦術的に有効な弾薬がある」と主張する専門家の話など、改善を望む意見が多い。

    陸軍兵器当局がこれらの意見を汲み取り、今回の“口径選択のオープン”に繋がったかは不明であるが、「MHS の主要目標のひとつが、現用より強力な弾薬を使用した拳銃を採用することである」と、関係者筋は述べている。しかし、軍需企業の多くは、9mm弾以外が採用される可能性について懐疑的なようだ。

    尚、トライアルのエントリー期間は、RFP 発行日から150日と定められており、今年中に XM17 候補が出揃う予定である。

    The Firearm Blog 2015/06/19
    PEO Soldier Live 2015/06/17
    Text: 弓削島一樹 - FM201507

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