コンピューター搭載の「スマートライフル」を使う素人シューターと、射撃界きってのトップシューターによる世紀の対決について、その結果が発表された。

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テキサス州メーソンで 12 月 5 日 (土) におこなわれた「アメリカン・スナイパー」夫人 vs 射撃世界王者のブルース・ピアット (Bruce Piatt) 氏の一戦は、タヤ・カイル (Taya Kyle) さんが「パーフェクト・スコア」を記録する完全勝利でその幕を下ろした。

タヤさんの夫は、「アメリカン・スナイパー」こと米軍史上最強スナイパーとして戦史にその名を刻んだ、元・海軍特殊部隊 SEAL 隊員の故クリス・カイル (Chris Kyle) 氏。

「魔法の狙撃システム」を手掛けるトラッキングポイント (TrackingPoint) 社のスポンサードによるこのチャリティーイベントで、タヤさんは同社の提供するスマートライフル M600 と M800 を使用。一方のピアット氏は M4A1、M110、M2010 といった軍用の各種ライフルを持ち込み決戦に臨んでいる。

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タヤさんが負ければ、トラッキングポイント社からピアット氏に賞金 100 万ドル (約 1 億 2,000 万円) が贈られるとあって、全米のみならず世界中からも注目を集めたが、結果はタヤさんのスマートライフルが 100% の狙撃をおこない 10,140 ポイントを獲得。一方の、ピアット氏の狙撃は 58.4% の成功率でスコアは 3,040 ポイントだった。

世紀の一戦には来場者からの寄付が呼び掛けられており、集まった総額約 50 万ドル (＝約 6,100 万円) は、全額タヤさんが精力的に活動をおこなっている「クリス・カイル "フロッグ" 基金 (CKFF: Chris Kyle Frog Foundation) 」に寄付される。

FOX News 2015/12/07