飛行中の F-16 戦闘機がフレアディスペンサーから小型ドローンを放出。米国防総省がプロトタイプを公開
ワシントンポストは、米国防総省が試作モデルを使っておこなった、飛行中の戦闘機から小型のドローンが放出される試験の様子を独占公開した。
映像は、戦略能力研究室 (SCO: Strategic Capabilities Office) がスポンサーでおこなわれた実験の様子を収めている。2014 年 9 月 12 日、カリフォルニア州東部のエドワーズ空軍基地の上空 2,000 フィート (=約 610 メートル) を、時速 430 マイル (=約 690 キロメートル) で F-16 戦闘機が飛行。戦闘機のフレアディスペンサーから、小型のドローンを収納するキャニスターが放出。放出されたキャニスターにはパラシュートが仕掛けられており、暫くしてから小型ドローンが展開し、上空を遊弋 (ゆうよく) する仕掛けとなっている。
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戦略能力研究室は、アシュトン・カーター (Ashton Carter) 米国防長官が、自身が副長官を務めていた 2012 年に、外部の優秀な人材を投入し、官民一体となって敵を困惑させる新たな画期的能力の創造を目指して設置されている。中国・ロシアの戦略的脅威を背景に持っている。
今回新たになった計画には、2,000 万ドル (=約 22 億 5,000 万円) の予算が付けられ、ギリシャ神話から来る「ペルディックス (Perdix) 」と名付けられている。使用されている小型ドローンについては、3D プリンター技術を使って造られる。開発は 2014 年より始動しており、昨年アラスカでおこなわれたノーザン・エッジ演習において、広範囲の試験が実施済となっている。
Washington Post 2016/03/08
今回新たになった計画には、2,000 万ドル (=約 22 億 5,000 万円) の予算が付けられ、ギリシャ神話から来る「ペルディックス (Perdix) 」と名付けられている。使用されている小型ドローンについては、3D プリンター技術を使って造られる。開発は 2014 年より始動しており、昨年アラスカでおこなわれたノーザン・エッジ演習において、広範囲の試験が実施済となっている。
Washington Post 2016/03/08
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