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HK社の販売拒否を背景に香港警察がMP5から「SIG MPX」へのリプレイスを検討

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HK社の販売拒否を背景に香港警察がMP5から「SIG MPX」へのリプレイスを検討
Photo from Hong Kong Police
ドイツ銃器製造事業者「ヘッケラーアンドコッホ(H&K: Heckler & Koch)」による輸出規制の対象となった香港では、警察部隊で利用するサブマシンガンを現行のMP5からシグ・サワー(SIG Sauer)社製の新型短機関銃「SIG MPX」へリプレイスする計画にあるようだ。香港の中国語日刊紙「明報即時新聞」が特報として伝えている。

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既報の通り、HK社は独自の基準で輸出規制を設けている。そして香港は2014年に起きた「雨傘運動(雨傘の革命)」を機に、「民主的ではない」としてその規制対象に入ったとみられている。明報によると、警察当局筋は「SIG MPXとHKのMP5が全体的に類似していることから、MPXであれば部隊は特に大きな訓練内容の変更をせずに済む」と判断したことが明かされている。

HK社の販売拒否を背景に香港警察がMP5から「SIG MPX」へのリプレイスを検討
Photo from SIG Sauer
This photo is for illustration purposes only.
2013年の米国ショットショーで初展示されたSIG MPXは、HKのMP5を明らかに意識していると言われている。①9x19mm NATO弾、②.357SIG弾、③.40S&W弾に対応するモジュラーウェポンであり、AR-15系統に慣れ親しんだ射手にとって、馴染みあるその形状と優れた操作性を持つ。

なお、香港警察がシグ製品を利用すのはこれが初めてでは無く、2006年に犯罪調査部門(CID: Criminal Investigation Department)向けでシグP250を購入、2009年には対テロ特殊部隊がSIG516 CQBアサルトライフルを調達している。

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