防衛省が陸上自衛隊向け新小銃・拳銃の選定理由等を公表

国内軍事関連 Comments(7)
防衛省が陸上自衛隊向け新小銃・拳銃の選定理由等を公表防衛省は26日、装備品の選定に係る手続きの明確化・透明化を目的に、陸上自衛隊向け新小銃・新拳銃の選定理由を公表した。

関連記事:
陸上自衛隊の新小銃に豊和工業製『HOWA5.56』、新拳銃にH&K製『SFP9』が選定
防衛省が陸上自衛隊向け新小銃・拳銃の選定理由等を公表
Photo from Japan Ministry of Defense
新小銃
火力性能、耐環境性及び拡張性に優れた新小銃の整備を掲げ、平成30年度予算より①HOWA5.56(豊和工業製)、②HK416(ドイツ・H&K製)、③SCAR-L(ベルギー・FN Herstal製)を参考品として取得。

第1段階において、有効射程や命中精度等の必須要件を3品種いずれも満たし、続く第2段階において「性能」、「後方支援」、「経費」を採点したところ、①豊和工業製『HOWA5.56』が勝ち残った。量産単価は1式当たり約28万円と最安値を指しており、ライフサイクルコストは15万式取得時で約439億円。

防衛省が陸上自衛隊向け新小銃・拳銃の選定理由等を公表
Photo from Japan Ministry of Defense
新拳銃
操用性に優れた新拳銃の整備を掲げ、平成29年度予算より①SFP9(ドイツ・H&K製)、②APX(イタリア・Beretta製)、③Glock17(オーストリア・Glock製)を参考品として取得。

第1段階において、有効射程や命中精度等の必須要件を3品種いずれも満たし、続く第2段階において「性能」、「後方支援」、「経費」を採点したところ、H&K製『SFP9』が勝ち残った。量産単価は1式当たり約7万円と最安値を指しており、ライフサイクルコストは1.4万式取得時で約27億円。

Source: Japan Ministry of Defense

※一部表示に誤字がありました。訂正しお詫び致します。

同じカテゴリー(国内軍事関連)の記事画像
陸上自衛隊の新小銃に豊和工業製『HOWA5.56』、新拳銃にH&K製『SFP9』が選定
『ニコン(Nikon)』が「ライフルスコープ」事業を終了
並木書房が「日本軍はこんな兵器で戦った—国産小火器の開発と用兵思想」を刊行
『子供達を護る』田村装備開発がクラウドファンディングで危機管理対策プロジェクトを始動
住友重工がマルチキャリバー軽機関銃の特許を出願
自衛隊 令和2年度の予算要求概算に「新小銃」「新拳銃」の調達費用を約10億円盛り込む
同じカテゴリー(国内軍事関連)の記事
 陸上自衛隊の新小銃に豊和工業製『HOWA5.56』、新拳銃にH&K製『SFP9』が選定 (2019-12-09 12:35)
 『ニコン(Nikon)』が「ライフルスコープ」事業を終了 (2019-11-20 15:36)
 並木書房が「日本軍はこんな兵器で戦った—国産小火器の開発と用兵思想」を刊行 (2019-11-06 17:37)
 『子供達を護る』田村装備開発がクラウドファンディングで危機管理対策プロジェクトを始動 (2019-10-30 17:41)
 住友重工がマルチキャリバー軽機関銃の特許を出願 (2019-10-25 12:04)
 自衛隊 令和2年度の予算要求概算に「新小銃」「新拳銃」の調達費用を約10億円盛り込む (2019-09-03 15:42)
この記事へのコメント
なんか自衛隊の装備にしては(超失礼!)すごく普通なデザインね
64式の可倒式照準器は先進的だった…!?
Posted by 脱走兵 | at 2020年01月26日 20:54
色々アップデートされてるっぽいし問題ないんだろうけど、まあ最初から豊和工業ありきでしょうね
まともにトライアルしたとは思えん
武器輸出三原則の緩和に便乗して改良・コストダウンできればいいね
Posted by 名無し | at 2020年01月19日 12:10
HOWA、東京マルイさんにライセンスとってもらってモデルアップ化を望む。
HOWAはリコイルのない従来型だと良いなあ。(耐久性上がるし、自衛隊での訓練用にもなるし)
欲を言うなら、モーター・ギア・スプリングを不要としたリニア駆動にして、電源をエネループ4本とかになりませんか。
SFP9はBATNのCO2で国内でも安心の樹脂スライドが欲しいのでタニオコバさんBATONさんご検討を。(自衛隊にも閉所訓練用に売り込みましょう
Posted by リニア駆動 | at 2020年01月07日 20:37
海外製は輸送費も大きくかかるしパーツひとつ取っても海を渡ってくるのだから高くなるのは当たり前。かつもともと30万近くするHK416ならなおさら高くなるのは明らか。妥当な判断と言えるでしょう。
むしろ初年度単価28万なら結構頑張ったレベル。数年後には20万台前半も不可能じゃないかも?
Posted by 名無しの観戦武官 | at 2019年12月29日 22:59
本当にこの値段になればこんなもんだと思う
89式も今でこそ30万切るが当初は35万以上、ミニミに至っては100万を大きく超えていた

ちなみにアメリカのM16やM4は15万程度と言われている
Posted by 名無しさん | at 2019年12月29日 19:44
随分高い気がするけど…日本に流通?させるとこんなもんなのか…
Posted by セイセイ | | at 2019年12月28日 08:55
どっかの五輪開催国みたいに結局2倍になりまして..とか言いそう。
Posted by F4 | at 2019年12月26日 20:57
コメントを投稿する

この記事をブックマーク/共有する

この記事をはてなブックマークに追加

新着情報をメールでチェック!

ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

[入力例] example@militaryblog.jp
登録の解除は →こちら

PageTop